雷からのサバイバルは…… | パイプと煙と愚痴と

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単なるオヤジの愚痴です。

これから梅雨本番であるから、雷に遭遇する機会も多いでしょう。
昨日、今日の雷雨では早くも被害者がでたようです。

落雷で中3生徒6人に足のしびれ、山歩き中 栃木・佐野

と、言うわけで寝る前に(まだしばらく要安静のため)、雷からのサバイバル方法を調べてみたのですが、結論として、確かな雷からのサバイバル方法はありません。

雷光(ピカっと光って)から、雷鳴が聞こえるまでの秒数に336m(音速)を掛けた値で、雷との距離がわかると言われていましたが、遠くだからと言って安心はできないようです。つまり、次にどこに落ちるかは神のみぞ知るって、古典的結論を現代科学も認めざるを得ないようです。

但し、落雷時の被害を少なくすることは可能です。あれこれの本を見ると、以下の方法が正しい対処のようです。

1.屋内にいるとき。
 一般的な家屋なら、家の中央で、かつ電気器具のないところにいること。
 コンセントやコンセントに繋がった電気器具の近くにいることは危険です。また、近くに落雷があったからと言って、わざわざコンセントを抜いたり、ブレーカーを落とすようなことはしない。(その最中に落雷して、電線沿いに電流が流れた場合は危険だから)

 直撃でなくても、一時的に高電圧が電線をとおして流れて(雷サージ)、特にパソコン等の精密機器が破壊される確率は、さらに高いですから、心配なら雷サージ用の器具を予め装備しておくのが良いでしょう。(パソコン機器販売店には必ずあると思いますし、それほど費用がかかるものでもありません)

2.自動車、電車内にいるとき。
 車内にいる限り、安全です。万一落雷しても、導体で出来ている自動車の表面を電流が流れるからです。
 間違っても窓を開けたり、様子見に外に出てはいけません。(普通の車なら、人間の背の方が高いから) また、オープンカーの人は、残念ながら諦めるしかありません。

3.都市にいるとき。
 手近なビルの中に入れば安全です。玄関先ではいけません。自動車のときと同じく、窓を開けて外を覗き込むのは危険です。

4.周囲に何もない平地にいるとき。
 狭い日本と言っても河原などのように、周囲に何もないところはたくさんあります。
 そんなときは、身につけている金属製のものを全て外して、身をかがめる(但し、地面に手はつけない)、絶縁性のビニールシートがあればそれを地面に敷いて、伏せればなおよろしいですが、確実ではありません。上記の記事のように、靴を履いていても(ハイキングですからゴム製のスニーカー、トレッキングシューズ等を履いていたと思われる)、感電の恐れがあります。
 また、女性ならピアスなども忘れずに。

5.森林地帯にいるとき。
 これが一番難しい。雷は上から落ちるだけではありません。木々に落雷した場合は、その近くにある導電体(つまり人間)にも被害が及びます。(側雷と呼ばれます)
 やむを得ず、木の近くで雨宿りするときは、すくなくとも1m以上離れて、4.と同じく金属類を全て外して、身をかがめます。但し、これも確実ではありません。木々の周囲に落雷する可能性も高いからです。

なお、運悪く落雷により感電した人の処置ですが、一般的に卒倒して意識がなく、金属を身につけていた場合には火傷、場合によっては燃え上がる場合もあるので、その場合は火を消してから、人工呼吸を行います。海外のサバイバル書には、長時間の蘇生処置が必要になる場合があるとあります。(つまり、回復の可能性は低いということ)

なかなか都市部や郊外に住む人たちは、雷の危険性を実感できないかも知れませんが、オヤジが子供の頃、近くのバス停の近くにあった木に落雷して、雨宿りしていた人が、おそらく側雷で亡くなったのを、今でもよく覚えています。

くれぐれも雷を甘く見ないで欲しいものです。