銃乱射事件で、思い出したのだが、子供の頃、近所のオジサンに本物の拳銃を見せてもらったことがある。
と、言ってもそのオジサン、ヤーサンでも何でもない。
戦時中、大陸に出征、帰還時に『記念品』として、そのまま持ち帰ったようである。
一応、帰国時に武器は取り上げられたはずではあるが、混乱期でもあるし、そのオジサンもそのまま国内に難なく持ち込んでしまったらしい。
大分、愛着があったらしく、当時でもぴかぴかに磨かれていたのをよく覚えている。
あれから、40年くらいだろうか、可愛がってくれたあのオジサンも、もう亡くなったが、あの拳銃はどうなったのだろうか?
もともと丈夫に出来ているものだし、整備を怠らなければ、今でも使用可能だろう。
遺族が骨壺の中にでもいれてくれていれば、問題はないのだが、おかしな人の手に渡ると危ない。
同じようなことをした人たちも、続々、鬼籍に入る頃だ。
遺族も面倒は御免だろうから、せめて骨壺に入れてあげて欲しいものだ。
それで、余計な悪夢は完全に消去されるのだから……