『月世界旅行』売り出し中。 | パイプと煙と愚痴と

パイプと煙と愚痴と

単なるオヤジの愚痴です。

毎朝、仕事前に新聞社のHPを一通り眺めることにしている。

今年の夏は、例年の夏枯れはどこへやら、ニュースてんこ盛りの夏であった。

しかしながら、良い記事はなかったですねぇ。

航空機事故、解散、刺客、地震……


そんな中、久しぶりに夢のある記事を見つけました。


JTB:SA社の宇宙旅行を10月から日本国内で独占販売


月周回旅行が110億円とのこと。貧乏人はお呼びでないが、世界の金持ち連中なら、必ずしも高い金額ではないだろう。

日本からも、孫子に財産残してもろくな事にならないと、達観した金持ちが、応募するような気がする。


それはともかく、『月世界旅行』と言えば、 ジュール・ヴェルヌだろう。

オヤジが子供の頃、夢中になって読んだSF小説だが、検索したら大量にヒットしてくれた。

今でも読み継がれていることを知り、うれしくなった。


ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, Walter James Miller, 高山 宏, W.J. ミラー
月世界旅行―詳注版

特大の大砲(ロケットがなかったから仕方ない)で、砲弾に人を乗せて月に向けて、打ち上げる(正確には砲撃)するという、SFならではの奇想天外な話だ。

しかし、そこはSF冒険小説の父と呼ばれるヴェルヌだけあって、当時の科学技術を駆使して書いてあるから、今でも十分説得力があるし、アポロ計画に近似したところもあるのが驚くところだ。


乗員はアポロと同じ3人で、軌道が外れたので地球の裏側でロケットを噴射、無事、海に着水すると言う、ストーリーは、アポロ13号にそっくりだ。

これが100年前のお話なのだから、さらに驚く。


大砲で宇宙空間に行くという話も、実は現在も研究中だ。

さすがに火薬では難しいので、高電圧を使うレールガンになるらしい。

もっとも人を乗せる前に、対戦車砲とか弾道ミサイル迎撃兵器として活躍しそうなのが、残念なことである。


ついでに、夏休みも終わりのよい子の皆さんにジュール・ヴェルヌの本を紹介しておこう。(よい子が、オヤジのブログを見るとも思わないが)


旅行は地球内で十分だという人には、『80日間世界一周』がある。

今日では、うまいこと飛行機を乗り継げば、24時間で一般人も世界一周が可能だそうだが、エコノミー症候群にならないためにも、世界一周は、これくらい時間を掛けて欲しいものである。



ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 鈴木 啓二
八十日間世界一周

旅行は好きだが、暑いのは苦手という人には、『地底旅行』はどうだろう。

地底とは言っても、出所不明の理論により、明るい地底世界の冒険譚だ。

ジュラシックパーク地底版だと思えば良い。


ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 石川 湧, 石川 布美
地底旅行

冒険大好き少年少女用には『十五少年漂流記』があります。

但し、残念ながら出演は少年ばかりです。

無人島に漂着した、少年達の知恵と勇気は時代を超えて涙します。

やはり、少年オンリーなのが良かったのでしょう。

現代の作家が『少年少女漂流記』を書いたら、帰ったときには人数が大幅に増えてしまいそうで、大変です。


ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 荒川 浩充
十五少年漂流記

これも忘れてはいけません。

恐らく、ヴェルヌ最高の出来が、『海底二万里』です。さすがに『里』は古すぎるということで、『マイル』になっているものもあります。

よい子の皆さんが、『海底二万里』を一読すれば、たちまち海底世界の虜になるでしょう。

この本を読んだばっかりに、海上自衛隊に入隊した人も多いそうです。そのため、現在でも海上自衛隊は『対潜オタク集団』と仇名されています。


ジュール・ヴェルヌ, 荒川 浩充
海底二万里

ほとんど、Amazonの宣伝になってしまった。

しかし、夏の一時、大人の皆さんも童心に帰って、子供の頃夢中になって読んだであろう、SF小説を読み返してみるのも良いと思います。