毎朝、仕事前に新聞社のHPを一通り眺めることにしている。
今年の夏は、例年の夏枯れはどこへやら、ニュースてんこ盛りの夏であった。
しかしながら、良い記事はなかったですねぇ。
航空機事故、解散、刺客、地震……
そんな中、久しぶりに夢のある記事を見つけました。
月周回旅行が110億円とのこと。貧乏人はお呼びでないが、世界の金持ち連中なら、必ずしも高い金額ではないだろう。
日本からも、孫子に財産残してもろくな事にならないと、達観した金持ちが、応募するような気がする。
それはともかく、『月世界旅行』と言えば、 ジュール・ヴェルヌだろう。
オヤジが子供の頃、夢中になって読んだSF小説だが、検索したら大量にヒットしてくれた。
今でも読み継がれていることを知り、うれしくなった。
- ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, Walter James Miller, 高山 宏, W.J. ミラー
- 月世界旅行―詳注版
特大の大砲(ロケットがなかったから仕方ない)で、砲弾に人を乗せて月に向けて、打ち上げる(正確には砲撃)するという、SFならではの奇想天外な話だ。
しかし、そこはSF冒険小説の父と呼ばれるヴェルヌだけあって、当時の科学技術を駆使して書いてあるから、今でも十分説得力があるし、アポロ計画に近似したところもあるのが驚くところだ。
乗員はアポロと同じ3人で、軌道が外れたので地球の裏側でロケットを噴射、無事、海に着水すると言う、ストーリーは、アポロ13号にそっくりだ。
これが100年前のお話なのだから、さらに驚く。
大砲で宇宙空間に行くという話も、実は現在も研究中だ。
さすがに火薬では難しいので、高電圧を使うレールガンになるらしい。
もっとも人を乗せる前に、対戦車砲とか弾道ミサイル迎撃兵器として活躍しそうなのが、残念なことである。
ついでに、夏休みも終わりのよい子の皆さんにジュール・ヴェルヌの本を紹介しておこう。(よい子が、オヤジのブログを見るとも思わないが)
旅行は地球内で十分だという人には、『80日間世界一周』がある。
今日では、うまいこと飛行機を乗り継げば、24時間で一般人も世界一周が可能だそうだが、エコノミー症候群にならないためにも、世界一周は、これくらい時間を掛けて欲しいものである。
- ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 鈴木 啓二
- 八十日間世界一周
旅行は好きだが、暑いのは苦手という人には、『地底旅行』はどうだろう。
地底とは言っても、出所不明の理論により、明るい地底世界の冒険譚だ。
ジュラシックパーク地底版だと思えば良い。
- ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 石川 湧, 石川 布美
- 地底旅行
冒険大好き少年少女用には『十五少年漂流記』があります。
但し、残念ながら出演は少年ばかりです。
無人島に漂着した、少年達の知恵と勇気は時代を超えて涙します。
やはり、少年オンリーなのが良かったのでしょう。
現代の作家が『少年少女漂流記』を書いたら、帰ったときには人数が大幅に増えてしまいそうで、大変です。
- ジュール ヴェルヌ, Jules Verne, 荒川 浩充
- 十五少年漂流記
これも忘れてはいけません。
恐らく、ヴェルヌ最高の出来が、『海底二万里』です。さすがに『里』は古すぎるということで、『マイル』になっているものもあります。
よい子の皆さんが、『海底二万里』を一読すれば、たちまち海底世界の虜になるでしょう。
この本を読んだばっかりに、海上自衛隊に入隊した人も多いそうです。そのため、現在でも海上自衛隊は『対潜オタク集団』と仇名されています。
- ジュール・ヴェルヌ, 荒川 浩充
- 海底二万里
ほとんど、Amazonの宣伝になってしまった。
しかし、夏の一時、大人の皆さんも童心に帰って、子供の頃夢中になって読んだであろう、SF小説を読み返してみるのも良いと思います。