自慢ではないが、私の本棚には、およそ実用にはほど遠い本がたくさん並んでいる。その中でも群を抜いて、役立ちそうにないことを書いているのが、写真の本だ。
「テラフォーミング」は、SFが絶滅危惧種に指定された日本では、知る人は少なくなっただろう。
簡単に言えば、将来、地球が何らかの原因で住めなくなったときに備えて、他の惑星を、人間が住めるように改造する理論・技術を指す言葉だ。
知ったかぶりの半可通の大人面した人間は、一笑に付すかも知れないが、昔から一流の科学者によって、研究され、今も研究が続けられている分野なのだ。
昨今の地球の変化を見ていると、人間による自然破壊だけでなく、地球規模の火山・地震活動期に突入したようにも見える。
火山・地震を甘く見てはいけない。嘗て、火山の大規模な爆発により、生物のほとんどが死滅したこともあったし、6千年前の九州沖の海底火山爆発では、九州が全滅したこともあったのだ。
そのような事態が、予想されたときに「テラフォーミング」が活用されることになるのだが、現在の技術では、かろうじて「火星」なら可能かもしれないとのこと。
但し、改造には数百年から数万年の単位らしい。
まだまだ、人類の知恵など、猿知恵に等しいと思い知らされるだろう。