銀河絶叫 感想① | 人間でいたい

人間でいたい

愛と平和




こちらこそでございます。




挫・人間のCDリリースに立ち会うのは、初めてになる。

ニンゲン、ハジメテ。


フラゲ日は、雨だった。

「俺だけがZU・BU・NU・RE.....」の配信日も雨だった。大祝福。やったね。


フラゲ日のインストアイベントはバキバキに緊張してしまい銀河絶望の気持ちになりましたが、下川くんがめちゃくちゃ笑ってたのと、声児さんも、とにかく優しくて初めての人間接触は素敵な思い出になりました。


1.セイント・ギロチン(Scream Ver)

DVDプレイヤーで最初、流したのね。

テレビ画面が青い状態だったから、

冒頭のScreamで一瞬、呪いのビデオを再生してしまったのかと錯覚してビビり散らかしてしまった。


セイント・ギロチン、マジで好き。

Apple Musicの2024 リプレイリストによれば、挫・人間で1番よく聴いている曲。



その次が「ギブミーチョコレイト」なのは、一体.....


「セイント・ギロチン」では、声児さんが初めて作曲したらしい。(初作曲の感想が「照れる...」だったの、良かった)

聴いていてめちゃくちゃ気持ちいいし、楽器のことは分からないけれど、

こう...掻き乱れる感じがやっぱり、ええですよね。私も、乙女なので。


短い言葉が次々に繰り出される爽快感、

その中で不謹慎なワードが弾け飛ぶ様子が、断罪そのもののように感じる。

それでも「夢見るギロチン」に過ぎないのが切ないよな、恐怖との戦いってこれの連続なので...


2.教祖S

またまたすごい曲...

下川くんが怒りまくってる曲、やっぱり好きやとなる。


「救われています 週6で」とか、このヒリヒリ感がたまんね〜

でもただ怒ってるわけじゃなくて、「トラウマ力に変えて」の挫・人間がちゃんとある。


「教祖になりたいよ」からの、「教祖になれないよ」からの「教祖じゃ足りないよ」がかっこよすぎて、この人の音楽を好きでいて本当に良かったと改めて感じた。


オタク2番好きがち説。

「徹頭徹尾 感情を止めろ」から、

「愛情なしで毎ターン生きるぞ」

のところに下川くんの描く教祖像みたいなものが垣間見えてとても良いし、その後に「愛した故のアザだらけ」とくるの、できすぎでしょ.......

ボロボロのヒーローはボロボロを魅せるからかっこいいわけじゃなくて、強いからかっこいいんだよね。強くてかっこいい挫・人間の音楽が、好きです。


あと、個人的に「まっさら ノリノリ」のところが空耳で「まっさらな祈り」に聴こえるのですが、これあえてだったらすごすぎるな...みたいな、妄想幻想惨状がいっぱいです。


3.未来・挫・フューチャー

声児さんがつけたタイトル。天才。

この曲、めちゃくちゃ好き.....!!

何から書いたら分からないくらい。


音楽に救われてきた人間が、音楽に絶望して、その先に見出すもの 眩しくて、尊い...

挫・人間の曲って綺麗な言葉が綺麗な言葉で宙に浮いていることがなく傷が傷ごと身体に沈みこんできて、その感覚が自分は今日まで生きてきたんだということを教えてくれる。「生きることは素晴らしい」なんて言えなくても、これがあるなら大丈夫、って思える。


「バッドエンド全部美学なき人生」の温かさが...

光が目の前にばっーーと広がったような衝撃が、うまく言葉にできないけれど、すごくて。

自分のくだらない美学のせいで台無しにしてきたと思うことが多すぎる人生だけど、

それごと全部包み込んでくれるようで。


サビではフィジカルさが全面に出ている印象なのですが、この曲での端々に散りばめられた「汚言葉ですがぼくの魂(★送信★)」みたいなフレーズが、結構ツボだったりする。それもまた良い。


この曲は当初、違う歌詞でつくっていたところをキョウスケさんから「下川くんはこんな嫌なやつじゃない」って話があって歌詞を変更したってエピソード、めちゃくちゃグッときた。

「届かなくてもわからなくても 妄想はやめだ 悲しい歌はいらない」のところ、そこからきているのかな...この歌詞を、下川くんが歌うかっこよさよ。キョウスケさんのエピソード聴いてからより、感じるようになった。すげえや。


迷いと、絶望と、諦めと、希望と、継続の繰り返し。やめないですよ。


love is only 〜のところは、

コリントの信徒への手紙のカウンターだったりします...か?!

by 神。かっけぇ。


4.夏・天使

夏の恋の記憶を歌っている、

「バラバラBABY」のような曲。


今回の夏・天使は、「イリヤの空、UFOの夏」というライトノベルをイメージしてつくった曲とのこと。なめてみる?のやつね。


夏の恋の記憶。

「仕事が待っているはずの日々に」のところでより、時間が経ったことを感じて切なくなってくる。忘れられないまま生きてゆこうと思ったこと、いつまでも覚えているだろうと思ったことが、大人の知らない夜のすきまになっていく。

本当は、忘れたほうがいい記憶。だって、それは夢まぼろしだから。けれど、自分の中ではすごく輝いていたし、そう思ったことが消えずにこの曲を聴いたら思い出せるような気がする。

忘れたくないよ。

ずっと、「昔貸した漫画とかあったような」って気持ちで、そういう風に、美しいと感じたことを忘れたくない。


5.俺だけが、ZU・BU・NU・RE.....(Story ver)

ポエトリーリーディングは、アルバム用の書き下ろし的なやつかと思っていましたが、

こちらのバージョンが原型だったようで、ちょっと面白い。


曲の感想については前の記事でも綴ったため割愛しますが、アルバムを通して聴き改めて感じたことを。


↓過去記事
『新曲感想』ここ数日、色々ありすぎた。窒息!窒息!また窒息!!幸せな限りですね。東京にいれて良かったなぁって思います。·̩͙꒰ঌ------キリトリセン------໒꒱·…リンクameblo.jp


まず、

私は詩の朗読ってやつがすごく好きで...その...

人間が読みあげる詩って、

歌とはまた違う、独特の伝わり方がありゾクゾクしてしまう。読みあげる人間そのものの何か、みたいなのが。

(声児さんには嫌がらせと言われていたけれど...)


あと思ったのが、この曲、

「ずゥぶぬれだァァァーーーー!!!!」

🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣

って感じる時と、

「ずゥぶぬれだァァァーーーー!!!!」

😭😭😭😭😭😭😭😭

と感じる時が、

その日の心境だったりによって、全然違うから不思議。(このアルバムに入っているから、余計にそう感じるのかもしれないけれど)

愛ってこういう風にかたちを変えて、側にいてくれるものなのかなあと思ったり。


6.ストリップ劇場の恋

イントロ、めちゃくちゃかっこいいよね...

いい意味で今っぽくなくて、

「ストリップ劇場」という題材にぴったりなメロディーライン。

この曲がつくられた動機が「自分が好きなものを残しておきたいという気持ちがあって」というところも、素敵。


https://e.usen.com/interview/interview-original/za-ningen-ginga.html


ストリップ劇場って行ったことないけれど、確かにあまり目にすることないかも。


「恥も恋も神様も 一皮向けばおんなじなのよ!!」って、ストリッパーがこちらに告げるような台詞になっているのだけれど、

ここはきっと下川くんの優しさの部分で、アンチ神みたいなところがまたチラ見えする。


前述した

「未来・挫・フューチャー」でも、アルバム全体を通しても共通していると感じたことが、

人生は、例え失っていくものがあったとしても、繰り返すということ。

くるくるくるくるのところは、それをより美しく表しているように感じる。

これが、ストリッパーの美しさなんだね。

そして最後のハッピーエンド、喝采。


まだまだ壮大な物語は続いてゆきます。

後半へ、続く。