2023年5月6日、ウェストミンスター寺院でチャールズ3世国王の戴冠式が行われ、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃も出席されました。


ウィリアム皇太子は軍服にガーター騎士団のマント、キャサリン皇太子妃はロイヤル・ヴィクトリア騎士団のマントを羽織っています。



キャサリン皇太子妃のマントの中の衣装はやはりAlexander McQueen。
イングランドのローズ、スコットランドのアザミ、ウェールズのスイセン、アイリッシュのシャムロックと4つの地域の国花を表すシルバーの刺繍が施されたアイボリーシルクのオーダーメイドガウンを着用されました。



2011年のウェディングドレスにもAlexander McQueenのクリエイティブ・ディレクター、サラ・バートンによって同じ花がデザインされました。



Jess Collett x Alexander McQueen によるクリスタルヘッドピースも素敵です。

 




そして、ジュエリーはダイアナ妃の真珠とダイヤモンドのイヤリングを選ばれました。


イヤリングは、ダイヤモンドがセットされたホースシューと月桂樹の葉のモチーフが特徴で、そこから丸いパールの雫がぶら下がっています。 

ヘッドピースとイヤリングの月桂樹モチーフを揃えているようです。








シャーロット王女もまたAlexander McQueenのケープドレス、Jess Collett x Alexander McQueen によるクリスタルヘッドピースを着用されました。








キャサリン皇太子妃のものよりも小振りで控えめなヘッドピース。




シャーロット王女が履いた靴がこちらです。

Papouelli 
Siena Shoes

£83.00〜£87.00

(約14,150〜14,850円)









ジョージ王子はページ・オブ・オナーとしてチャールズ国王のローブの裾を持つなどの役目を果たされました。 








ウィリアム皇太子一家はオーストラリア・ステート・コーチと呼ばれる馬車でバッキンガム宮殿へ向かいました。

この馬車は1988年にオーストラリア建国200周年の際に公式にエリザベス女王へ贈られたものです。

英国議会の開会式や2000年のデンマーク マルグレーテ女王の訪問等の行事で使われました。



2011年のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の 結婚式の後には、ウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿まで、当時皇太子だったチャールズ国王夫妻とキャサリン皇太子妃の両親マイケル・ミドルトンとキャロル・ミドルトンがこの馬車に乗りました。












 

バッキンガム宮殿に到着されると国王夫妻等とバルコニーへ立たれましたが、ここでもジョージ王子はご家族と少し離れてページ・オブ・オナーの4人で並ばれました。




チャールズ国王のペイジ・オブ・オナーを務めた4名。左からオリバー・チョルモンデリー卿(13)、ジョージ王子(9)、ニコラス・バークレイ(13)、ラルフ・トレマッシュ(12)。
身長差を見ると同じ年頃の男の子達かと思いましたが、ジョージ王子だけ3〜4歳幼いようです。
慣例では12〜15歳の少年が務めることが多いようです。お兄さん達に囲まれながら立派にお役目を果たされました。


オリバー・チョルモンデリー卿(13)

父親はチャールズ国王の侍従長でエリザベス女王のペイジ・オブ・オナーの経験がある第7代チョルモンデリー侯爵デビッド・チョルモンデリー。母親はローズ・ハンベリー、元モデルで曽祖父は第10代キャバン伯ルドルフ・ランバート、祖母はエリザベス女王の友人で結婚式ではブライズメイドを務めました。キャサリン妃とも慈善活動を通して知り合い、長年の友人であったそうですが、2019年と2022年にはウィリアム王子との不倫疑惑が噂された女性です。




ニコラス・バークレイ(13)

両親の名はピーター・バークレイとローズ・トラウトン。母方の祖母のサラ・トラウトンの祖父とエリザベス王太后(チャールズ国王の祖母)が兄弟であり、ニコラス・バークレイは王室の遠い親戚と言えます。

また、サラ・トラウトンはカミラ王妃の親友の 1 人で、 彼女は昨年「クイーンズコンパニオン(王妃の仲間)」の一人に任命されました。 


③ラルフ・トレマッシュ(12)

両親の名はエドワード・トレマッシュとソフィー・ジョンストン。祖父母である第5代トレマッシュ男爵夫妻はチャールズ国王とカミラ王妃の親友で、チャールズ国王はラルフの父エドワード・トレマッシュのゴッドペアレンツの一人です。また、父親のエドワード・トレマッシュもエリザベス女王のペイジ・オブ・オナーを務めた事があるそうです。



※ゴッドペアレンツとは「名付け親」または「後見人」とも呼ばれる存在で、子どもの成長を見守り、生涯を通じてメンターやロールモデルになることが期待されるため、心から信頼し尊敬している相手を選ぶことが一般的。 













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