2021年1月26日の夜、アルベール公、シャルレーヌ公妃、ガブリエラ公女(6)、ジャック公子(6)がSaint Devota 2021を祝う行事の一環として、象徴的なボート燃焼イベントに出席されました。



いつもおしゃれな双子ガブリエラ公女とジャック公子です。この日、母シャルレーヌ公妃を差し置いて最も注目を集めたのはガブリエラ公女ではないでしょうか。
シルバーのレディ・ディオールが目を引きます。



祝賀行事は毎年1月26〜27日に行われ、モナコの人々が集まってSaint Devotaを祝い、ボートを燃やします。





ガブリエラ公女のリアクションも可愛いです。
 ファッションに関しては後半に紹介します。






なぜボートを燃やすのでしょう?



聖デヴォタ(Saint Devota)は、コルシカ島とモナコの守護聖人です。
伝説によると彼女は西暦283年頃コルシカ島で生まれ、若くして神への奉仕に専念しました。

ローマ皇帝ディオクレティアヌスとマクシミアヌスによる宗教的な迫害を受け、拷問の末に西暦303年頃に亡くなりました。
デヴォタの死後、遺体が崇拝されるのを防ぐために遺体を焼くように命じられました。しかし、キリスト教徒によって遺体は奪還され、キリスト教の適切な埋葬をするためにアフリカ行きのボートに乗せられました。



ところが、嵐に見舞われ目的地には辿り着かなかったようです。そこへ鳩が現れ、鳩がボートをLes Gaumates(現在はモナコ公国の一部)へ案内し難を逃れました。デヴォタに敬意を表して礼拝堂が建てられ、毎年1月27日の前に花が咲くという伝説のようです。







聖デヴォタ礼拝堂(Saint Devota Church)は何度も再建や拡張されましたが、現在もローマカトリックの礼拝堂として存在します。


モナコ公国の統治者と結婚した花嫁は結婚式の後に聖デヴォタ礼拝堂(Saint Devota Church)にブライダルブーケを捧げるという伝統があり、1956年にはレーニエ公と結婚したグレース・ケリーも大聖堂での結婚式の後に、聖デヴォタ礼拝堂の祭壇にブーケを捧げました。





2011年にはシャルレーヌ公妃も大聖堂での結婚式の後に、ウェディングブーケを聖デヴォタ礼拝堂へ捧げました。
聖デヴォタ礼拝堂へ入る時はブーケを持っていますが、出てくるときには持っていません。








AKRIS
Leather-trimmed wool-blend tweed coat / Red
$4,490(約468,000円)




Cropped Cashmere and Wool Coat
 Rosewood Houndstooth

Dior Cashmere and Wool Skort 
 Rosewood Houndstooth




Lady Dior Nano Bag
£28,000(約400,000円)






Dior High-Top Oblique Technical Mesh Sneakers 
83,000円





ジャック公子もディオールのグレーのスニーカーを履いています。




聖人暦(calendar of saints)は、毎日を1人以上の聖人と関連付け、その日をその聖人の祝祭日または祝祭と呼ぶことによって、典礼の年を編成する伝統的なキリスト教のメソッドです。 
聖デヴォタのfeast(毎年恒例の宗教的祝賀、特定の聖人に捧げられる日)は1月27日と定められており、1月26日に行われたボートを燃やす式典は前夜祭のようなものだと思われます。




聖デヴォタのfeast当日である2021年1月27日には大聖堂でSainte Devote Ceremonyのミサにアルベール2世とシャルレーヌ公妃が出席されました。





昨年末に一部の髪を剃ったハーフバズカットと呼ばれるヘアスタイルを披露したシャルレーヌ公妃ですが、この日も帽子で注目のヘアスタイルは披露されませんでした。





今後のシャルレーヌ公妃のヘアスタイルにも注目です。




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