前回の記事、「マリナ王女のウェディングティアラについて」を書いているなかで、ソフィー・ハプスブルク(Sophie Habsburg )という女性の事が気になり、調べてみました。

青い瞳が力強く、なぜか惹き付けられました。


Sophie Franziska Maria Germaine Habsburg はArchduchess Sophie of Austriaとしても知られています。

※Archdukeは、オーストリアのハプスブルク家の成員が使う称号です。オーストリア公ルドルフ4世が自称したことに始まり、16世紀以後はハプスブルク家の全ての成員が使用するようになりました。その女性形がArchduchessです。
前ハプスブルク家当主の元オーストリア皇太子オットー・フォン・ハプスブルク、およびその息子で現当主のカール・ハプスブルク=ロートリンゲンもArchdukeを称します。





母親はギリシャ王室のエリザヴェト王女の娘ヘレーネ(ドイツ・バイエルン州の貴族テーリンク=イェッテンバッハ伯爵家の令嬢)、父親は最後のオーストリア皇帝カール1世の甥にあたるフェルディナント・カールマックス公子です。


曾祖父はギリシャのニコラオス王子、曾祖母はロシアのエレナ大公女です。



ソフィー(4歳)と弟のマクシミリアン(2歳)
写真を撮影しようとしているのは姉エリザベス(6歳)




1959年1月19日にパリで生まれ、モデルを務めながらインテリアを学びました。
VALENTINO本人とソフィー



20歳でマドリードに移り、モデルとして成功。 彼女はデビアスとVALENTINOのモデル、そしてヴォーグ スペインの表紙を飾りました。彼女はジュエリーもデザインし、デコレーター、ラジオのホスト、ファッションジャーナリストとして働き、王族や俳優にインタビューもしました。 



また、インタビュー後にリチャード・ギアと親しくなり、チャリティーSOSチルドレンズビレッジのために彼と一緒に資金を集めました。


1990年2月11日、ザルツブルグのマリアーノ・ヒューゴ・フォン・ヴィンディッシュ=グレーツ公子との結婚式にロシア大公から伝わるウラジミール・フリンジティアラを着用しました。


第三子で長女のラリッサとソフィー


Prince Maximilian Hugo、Prince Alexis Ferdinando、
Princess Larissa Mariaの3人の子供に恵まれましたが、次男のアレクシスは2010年に交通事故で亡くなっています。



2001年、オットー・ハプスブルクの金婚式を祝うパーティーに出席したソフィー。夫マリアーノ・ヒューゴとソフィーの両親。



    
 2010年、ソフィーは自身がデザインするハンドバッグのブランドを立ち上げ、 デザイナーとしても成功しています。



2011年9月、自身のブランドSophie Habsburgの新作コレクションの発表イベント。




遡ればロシア、ギリシャ王室の血を引き、結婚前にはVALENTINOのミューズを務めるなどモデルとしても成功。prince(公子)の称号を持つ夫と結婚し、バッグデザイナーとしても成功。なんと華やかな人生なのでしょう。






娘のPrincess Larissa Maria
 
Sophie Habsburg ブランド公式サイト



ソフィーのブランドSophie Habsburgは世界の王族も顧客となって公の場で使用しています。
次回の記事ではSophie Habsburgを愛用するロイヤルファミリーを紹介します。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。