発達障害の育児に奮闘されている同志の皆様、ブログ閲覧ありがとうございます、じゃじゃたろうです
10年くらいまえの話なんですが、ある情報を鵜呑みにしてしまい、失敗だったなあって思っていることがありまして、それを書きたいと思います
その当時、テレビに結構でていたんですが、凄い優秀で斬新、かつ脳科学に基づいた素晴らしい子育てをする、子育てプロみたいな方が、マスメディアにフューチャーされていたんです
その方が運営する幼稚園のような施設では、子供はすぐに外国語を習得し、体操ではバク転なども小学生になる前からできるようになる、さらに、挨拶はしっかり行い、礼節も学べる、というような、スーパー幼稚園児みたいなのを育成する凄い教育者みたいな感じでした
まあ、テレビの演出もあったのでしょうけど、
で、私も長女が生まれるタイミングでして、初めての子供ということもあり、「あのテレビに出ている、凄い教育者の本読んでみよう、子供天才になるかもしれん」と思い、その子育て方針を勉強させてもらったことがありました
で、やっちまったことなんですが、
その本の中の一節に、子供の興味関心、好奇心といったものを育てるために、子供が食いついているのであれば、テレビの視聴はどんどんするべきというような内容がありました
私も、当時テレビに出ている著名な教育者がそう言っているんだし、テレビの視聴については何も問題がないんだという風に考え、長女の子育てでは、全然気にせずテレビを視聴させていました
長女については、テレビの視聴をすることで、何かしら悪影響があったとか、そういったことは何もありませんでした
そして時は過ぎ、長男こたろうが誕生したのですが、私の子育て情報というのは、長女の時からアップデートされていなかったため
マスメディアの視聴は、子供の知的好奇心を育てるためには、むしろ有効なものだという脳科学教育者の考えに基づき、それを遠ざけると言うことを全くせず、こたろうに接していました
かかりつけの小児科医に貼ってあるポスターに、メディアの悪影響が広報されているにも関わらず、昔読んだ脳科学教育者の方針を疑問に思うこともなく
普通なら「ん？小児科医では駄目と言っとるな、メディア駄目なのかもしれん、調べよっ！」となるところですが、
定型発達の子供であれば、これだけたくさんの子どもたちが、教育テレビを視聴していることを考えれば、確かに大きな影響はないのだろうと思います
また、興味関心のある内容に思いを馳せることで、子どもたちの知的好奇心が育つということもあるというのも理解できます
「うわー、あれやりたい！」とか「あそこに行きたい！」とか「あれ面白そう！」とかね
ただ、ただですね
これは、自閉症スペクトラム傾向にある子供にとっては、かなり危険な子育てを強いることになると感じています
たくさん話しかけても、なかなか言語が発達せず、コミュニケーション能力に難を抱える子どもたちに対して、幼児期（たしか０歳からだった）からテレビをどんどん視聴させるのは、脳の成長に歪みを与える、または、それを助長する可能性は十分にあるのではないかと、
根拠はありませんが、自閉症を持つ子供を育てる親としては、かなり、確信に近いものを感じます
こんなに頑張ってもなかなか成長せんのに、自閉症に悪影響あるもの与えたら、そりゃ激しくやばくなるでしょみたいな感じが、実感としてあります
もちろん、一人の教育者の考えを鵜呑みにして、自分の子供の特性に応じた教育をしなかった、私に問題があるのはわかってます
ただ、テレビ漬けの危険性というのは、十分当時から言われていたわけですから、内容に注意事項を補足してほしかったとは、正直思います、
テレビの好奇心育み効果は、全員に当てはまるわけではないよってね、
で、私が言いたいのは「脳科学者許せねえ、当時フューチャーしたテレビ許せねえ」ってことではありません
その教育で、めちゃめちゃ優秀になった子供たちたくさんいるみたいですし、うちの子に合わないだけで、素晴らしい実績をもつ教育者でした
ただ、この教育者うんぬんはぬきとして、親としては自閉傾向のある子供の子育てについては、いろいろ注意したほうがいいと思います
定型の子供では問題ないことも、問題になることがありますし、
定型の子が勝手に身につけていくことも、手をかけないとなかなか身につかないこともあるので
気をつけないと障害が悪化しかねんなあと、「脳科学者情報鵜呑み事件」の経験から思っています
子供の特性に応じた教育が必要なんや！と勉強させられました
私はこたろうのテレビ漬けについては、結構後悔しています
結局責任は、子育てする親にあります
みなさんも気をつけてください
その教育者の育児を参考に育てた長女は、ゲーム大好き、勉強大嫌い娘にすくすくと育ちました
あれ、外国語は？バク転は？
うーん、なんか違うなあ
このブログのテーマ
