水平線/back number(令和2年度インターハイ応援ソング) | オレンジ色の架橋

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日々の生活で感じたこと、思ったこと。気ままに語っています。
お付き合いいただけたら嬉しいな。

AAA・西島隆弘さんとゆず、backnumberが好きです♪

 
魅せろ躍動 北関東総体 2020
夢を追う熱き思い今虹となれ
 
 
 
 
これは新型コロナウイルスの感染拡大により
史上初の開催中止となった
令和2年度全国高等学校総合体育大会
(通称:インターハイ2020)のスローガンです
 
 
当時高校3年生だった息子の所属チームは
地元開催のインターハイで初の全国制覇を目指していました
 
 
競技名は伏せますが
体力のみならず知力も必要とする奥深い競技で
高校からその競技を始めた息子はレギュラーではなかったけれど
仲間と共に日々トレーニングに励んでいました
 
 
がしかし…
 
 
所詮海の向こうの出来事と
のんに気に構えていたのも束の間
新型コロナウイルスは瞬く間に日本にも広がって
日を追うごとに感染者は増えていき
ついには緊急事態宣言が発出され
学校に行くことすら難しくなっていった
 
そして
 
あれは忘れもしない5月1日
 
2020年のインターハイ中止の判断が下されました
 
希望の光が消えた瞬間です
 
 
日々増えていく感染者数
それに伴う外出制限やイベント等の自粛
ある程度の覚悟はできたとはいえ
そのショックは想像以上で
生徒たちはもとより、顧問の先生、保護者、OB
みんな茫然自失
 
誰も悪くない
仕方がないことだってわかってる
 
この悔しさを一体どこにぶつけたらいいのか
それさえもわからずに
ただ運命を呪うことしかできませんでした
 
 
そんな中、裏方として準備を進めてきた実行委員のメンバーたちが動きました
 
こんな苦しい現実を受け入れなければならない全国の高校生をどうか救って欲しい
目標を失い崩れ落ちてしまいそうな高校生の心をどうか救って欲しい
奪われた青春の1ページは取り戻せないけど
未来への希望は失わないように
 
今の正直な思いを手紙にしたためました
 
 
宛先は地元群馬出身のスリーピースバンド
back number
 
 
 
 
高校生たちの思いは伝わり
完成した曲それが 
 
水平線
 
 
本来なら開会式当日だった2020年8月18日
YouTubeで公開されました
 
 

 
イントロを聴いた瞬間にもう涙腺が崩壊して
息子の前なのに大号泣した私
その横で息子は一言も発することなく
ただ黙ってじっとこの曲を聴いていました
 
仲間と頑張ってきたこれまでの日々を
静かに振り返っていたのかな
 
 
映像も歌詞もメロディーもとても優しくて
押し付けないエールって
こんなにも温かいものなんだって
気付かされました
 
back numberからの愛
みんなの心にしっかり届いたよ
 
 
 
 
 
それから1年後 
2021年8月13日 インターハイ2021開会式の日
 
新聞にはこんなに大きな広告が…
 
 
 
 
 
 
1年の時を経て水平線は配信されました
 
 
開会式の会場でも水平線が流れたそうです
 
 
 
今年大学生になった息子とはその後
あの日の話をしたことはありません
 
もしかしたらまだ若い息子にとっては
単に過ぎ去った過去の一つになっているかもしれない
そう思うと今更なに?と言われそうで
敢えて話さないようにしてきたけど
親元を離れ一人暮らしを始めて
少しだけ大人になった息子となら
語り合えそうな気がしています
今度帰ってきたら話してみようかな
 
 
曲が誕生したきっかけは
中止になったインターハイだけれど
今コロナ禍で身動き取れず
押しつぶされそうになっているあなたの心にも
きっとこの曲は響くはず
 
肩の力を少し抜いて深呼吸したら
水平線
聞いてみてください
胸につかえたまま誰にも言えずにいる言葉
思いっきり叫びたくなるかもしれません
 
 
 
☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
 
 
水平線
 
出来るだけ嘘は無いように
どんな時も優しくあれるように
人が痛みを感じた時には
自分の事のように思えるように
 
正しさを別の正しさで
失くす悲しみにも出会うけれど
 
水平線が光る朝に
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に
誰かが綺麗と呟いてる
悲しい声で歌いながら
 
いつしか海に流れ着いて 光って
あなたはそれを見るでしょう
 
自分の背中は見えないのだから
恥ずかしがらず人に尋ねるといい
心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい
 
毎日が重なる事で
会えなくなる人も出来るけれど
 
透き通るほど淡い夜に
あなたの夢がひとつ叶って
歓声と拍手の中に
誰かの悲鳴が隠れている
耐える理由を探しながら
いくつも答えを抱えながら悩んで
あなたは自分を知るでしょう
 
誰の心に残る事も
目に焼き付く事もない今日も
雑音と足音の奥で
私はここだと叫んでいる
 
水平線が光る朝に
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に
誰かが綺麗と呟いてる
悲しい声で歌いながら
いつしか海に流れ着いて 光って
あなたはそれを見るでしょう
 
あなたはそれを見るでしょう
 
 
☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
 
 
 
かなり時間がかかってしまったけど
やっとこの話を書けました
書くことかできてホッとしてます
 
 
幻のインターハイ2020
 
 
これにて終了!!