同志 | らむねの平和な三角関係ブログ

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手立てのない近所のM親子。こんな親が世の中にいるのか!ってほどのことが起きてる全記録&俺達夫婦と同居人でもあり俺の親友でもあるJとの平和な三角関係や仲間とのことなど。日常の全てが詰まったブログ。ちなみにコメントを頂いても対応しません(笑)悪気はありません(笑)

前回ブログの続き


あまりの衝撃すぎて言葉を失ったオレ達に

片腕の側近は

「さて(議長)さんが目を覚ますまで復帰祝いでも考えましょうか!」

この言葉に乗るべき!とばかりに

「場所は(料理人の元若い衆)さんのところ!」

「料理は肉(笑)」

「(庭師の後輩)の余興が見たい(笑)」

「くす玉でも作ります?デカイやつ!」

「司会は(花屋の友達)さんかなぁ。デカイ蝶ネクタイと黄色のスーツで(笑)」

「これってサプライズ?」

「できなくないな」

「よし!俺達でやるぞ!」

これ以上、何がどうなのか突っ込んじゃいけない気がした


しばらくすると

「あ!!(議長)さんが!」

「起きた?」

「分かりますか?!」

「手術終わりましたよ!」


ゆっくりと目を開いた

「あ、終わったんですね。腕はどうなったんですか?」


沈黙が流れた

誰が言うべきなのか分からなかったから


促されたのは議長の側近だった

「(議長)さん、手術ですけど、」

「腕、なくなってないぞ?なんでだ?」


「成功です!手も動きます!!大成功ですよ!」


「おめでとう!!!」

拍手喝采でした


議長は嬉しそうに

「手も動くのか。そっか。あれ?動かないぞ?」

「(議長)さん💧まだですよ💦リハビリとかいろいろやってから💦」


「そーなんですか(笑)でも腕の感覚のようなものは分かります。温かい感じが」

「え💧今までどーだったの?」


「冷たくて重いものがぶら下がってる感じ?」

「リアル💧」


「なんか寝て起きたらこんなにも違うなんて夢みたいです(笑)」

「夢です(笑)」


「ウソ(笑)でも夢でもいいかなぁ。なんかここでこうして皆さんと話せて良い時間を過ごせたし」

「じゃあ夢じゃない(笑)」


「(屋根屋の友達)さん?どっちですか?(笑)」

「夢じゃないって!治っちゃったんだから!(笑)」

ここから嫌ってほどのバンザイが繰り返された(笑)


片腕達が次々

「良かったな」

「おかえり(議長)の腕(笑)」

「おめでとうございます!」

「これで元通り!!」

そして会長が

「良かった。よく乗り越えたな、大したもんだよお前は」

議長は1番の笑顔を見せた


議長が

「手術室に入ったら大勢に囲まれまして(笑)先生方と看護士さんに、頑張るのはこっちだから寝て待っててって言われたんです。皆さんの目がなんてゆーか、自信に満ち溢れていて。安心してお任せしようと思えました」

「初めての麻酔は?」


「あんなふうに無抵抗になったの初めてでした(笑)なんだこれって(笑)名前呼ばれてるのに返事できなくなって、そこから覚えてません」

「未知の世界に行っちゃったんだ(笑)麻酔って凄いですよね(笑)」


「怖いもの体に入れるなぁって(笑)」

「でも2回目から早く麻酔して!って思えるから大丈夫!痛いよりマシだし、麻酔様々ですよ(笑)」


議長の側近と若い衆には犯人のことは口止めをしてたからかソワソワ

離れたところにいた


誰が伝えるのか

それは皆が会長だと分かっていたからだ


そこに

「ハロー!よぉどーだぁ!?腕は!」

「(ナンバー2)さん!!」

毛皮のオジサンと側近も一緒だった


「お!手術終わったか!腕ついてるじゃないか!なんでだ?もしかして手術やめたのか?!」

いつもと変わらず思ったことを次から次へと口にした

「お陰様で手術は成功したそうです。手も動くようになるそうです。ご心配おかけしました(笑)」


「何!?手も動いちゃうのか?!どーなってんだ!?それ、本当にお前の手か?!」

「はい(笑)自分の手に間違いありません」


「良かったなぁ!!めでたい!めでたい!」

いつものうるささに爆笑しながら

救われた思いもした


更に

「失礼します!」

「(理事)さんだ!!」


「皆さんがお集まりと聞いて来てしまいました(笑)あ、(議長)君起きたんだね。どお?」

「お陰様で。無事成功だそうです。この度はご心配をおかけしました」


「心配はするよ?だって(議長)君は外せない大事な人だから」

「ありがとうございます!」


「あのさぁ。腕はあるんだよね?それは本物?」

「(ナンバー2)さんにも同じことを聞かれました(笑)本物です」


「そう!良かったじゃない!」


こんなときに集まってくれる人こそ同志と言えるんじゃないかなと思った

上下関係が厳しい世界の中、トラブルがあれば駆けつけ夜通し対応して、心配だから県をまたいで顔を見に来る

立場なんか関係なく同じ想いを持ってくれる人達が議長をどれだけ支えてくれたかと思う


賑やかだったのはこの時だけ


この後は現実を知らせなきゃいけない悲しい時間になった