前回ブログの続き
2時間ほどしてナンバー2からビデオ通話があった
「あー!どーも!どーも!すみませんでした!」
「満面の笑みだね(笑)」
「アハハハッ(笑)してやったり!ってところでしょうか(笑)」
とても愉快な被害者だった(笑)
「しつこい人どーなったの?」
「連れていかれました!俺は気楽なもんですよ!だって被害者ですからね(笑)偽物のロレックスとこれまでの借用書と、俺に後ろめたいことは何1つ(笑)あ、そうそう!(嫁)さんがよくやった!と褒めてくださってるそうですが(笑)」
「まさかさ、その満面の笑みはそっち?(笑)」
「当然!!あんなのどうなったって知ったこっちゃないですが、(嫁)さんに褒めて頂けることなんて滅多にないんですよ!?」
「会長達も心配してなかったよ?(ナンバー2)さんなら何とかするだろうって」
「会長はともかく。(嫁)さんはなんて?」
「手を出してないってことは怒ってない、時間稼ぎしてるんじゃないかって。良い作戦を考えるためにって言ってた。あといろいろね(笑)本人から聞いて」
「さすが(嫁)さん分かってらっしゃる!」
嫁を呼びナンバー2と対面
「靴のオジサン(笑)まさか逆通報するなんて尊敬するわ(笑)」
「へへへへッ(笑)やってやりました(笑)」
「それで?犯人は?」
「連れて行かれました。偽物のロレックスと共に(笑)それよりも(毛皮のオジサン)が(嫁)さんがとっても褒めてくれてたって言うから(笑)」
「100点満点!」
「お!初めて言われた!」
「ところでさ、」
「はい?」
「犯人にいくら貸してたの?」
「ん?(金額)ぐらい」
「は💧残金は?」
「この額ですよ?半分ぐらい返してもらってますから」
「もー!!マイナス100点!」
「えーーー💦」
「回収するんでしょうね?」
「それはぬかりなく!あの男らが乗ってきた車を売って良い許可は取りましたから」
「取り戻せるの?」
「おそらくだいたいは」
「じゃあプラス100」
「戻った!今日は100点満点の日!こんなに気分良い日はなかなかありませんよ!近々先代の墓参りに行ってきます!」
「なんで?」
「最近思い出したんですけど。先代に、人に褒められるような生き方も悪くないぞって言われたのを思い出して」
「最近!?ずいぶんかかったわね💧」
「ハハハハハッ(笑)何十年もかかりました(笑)」
「私は覚えてるわよ?(先代)オジサンが靴のオジサン達を二度見してため息つく姿」
「先代の癖みたいなものですよ(笑)あんな顔で神経細くてね!」
「違うよ?靴のオジサンと毛皮のオジサンがハチャメチャ過ぎて悩んでたのよ?」
「え!そうなんだ。知らなかった」
「お墓参りに行ったら、まずは思い出すのが遅くなってごめんなさいって言うのよ?」
「忘れなかったら言います!」
褒められた→嬉しい!
それしか頭の中に無いなってみんなで笑いました
先代とは中身も見た目も真逆のナンバー2と毛皮のオジサンだったそうで
会長が
「苦労したどころじゃないんです。人間として見ることが間違いなんだとも言ってましたから。集まりなんかがあると事務所を出てすぐいなくなったり、間違ってることをなんで?どうして?と質問攻めにされて、こんな2人を世の中に野放しにしておいたらいつか取り返しのつかないことをするんじゃないかってよく悩んでましたよ」
「でも立派な親分になったよな」
「あの世に行ってからよくやく安心してることでしょうね。ひとまず収まって良かったです」
思ったことが口から出てしまうナンバー2
あからさまに態度にも出てしまう
大人になれば周りを見て言葉を選ぶようになるところだけど直す気も全くナイ
でも好きな人にはとことん尽くす
両極端な男(笑)
どうなることかと思ったけど
また1つ我が道を往くナンバー2という人間の良さを知ることができて良かった(笑)