午後は会長を連れて先輩のところへ。
病室に最初はオレとJ。
「毎日来てくれなくてもいいのに(笑)」
「淋しくないの?本当は会いたかっただろ?(笑)」
「バカ(笑)」
そして会長の側近が入室。
急に態度が変わり。
「あ、あなたは💦会長さんの💦」
「ご無沙汰しておりました。覚えていてくれたんですね。具合、いかがですか?大変でしたね。」
「も、もうこの通りです💦すみません💦」
「無理なさらないで。」
これ。
会長が入ってきたらどうなっちゃうんだろうと頭をよぎった。
会長を歴史上の人物とまで言った先輩。
もしも徳川家康が今、目の前に現れたら。
え?って感じじゃ済まないよいな。
でも待てない会長は。
ドアをノックする。
予定変更!と言う隙もなく。
「こんにちは(笑)」
と、嬉しそうに入ってくる会長。
先輩は。
手で口を覆い。
体を震わせた。
マジ!?
怖いのか?!
と、思ったら。
その目からは涙が溢れた。
「待て💦待て💦(先輩)さん💦どーした💦」
「怖いの?何なの?大丈夫かよ💦」
オレもJも大慌て。
でも意外な言葉が聞こえた。
「スゲーな。会長さんに会えた。もう思い残すことナイよ。」
「バカ💦縁起でもないこと言うな💦」
「俺の中では聞いた言葉とか活字の中でのスターなんだよ。前に会った時にこれが最初で最後と思った。生きててあんなに良かったと思ったことはなかった。」
先輩にとって会長は怖い人ではなく。
憧れの人だった。
会長は。
「(先輩)さん。そんなふうに言わないで下さい。あなたには助けてもらった恩があります。だから大切な大切な人なんです。お体、大切になさって下さいよ。」
「はい。」
先輩はポーッとしちゃって。
現実からかなり離れたところにいる様子。
Jが。
「会長、後で動物園行こうよ。(先輩)さん行ったことないんだって。」
「ご一緒できるんですか!行きましょう!あのライオンにまた会ってみたいですし。でもなんで俺のことを見てたんでしょうか、あのライオンは。」
「同じ匂いがしたんじゃないの?」
「ライオンと!?それは楽しみですね!」
「百獣の王。会長。同じじゃん。」
「じゃあ頂点に立つ苦労も分かち合えますかね(笑)」
「ライオン語、調べてみるか(笑)」
相変わらずポーッと会長とJのやり取りを聞いてる先輩に。
「なー。だからちゃんと元気になれよな?」
「うん。」
「なにそのうわのそら。」
「うん。」
「おい💦大丈夫かよ💦」
「俺、もう元気。」
「勘違いだって💦しっかりしろ💦」
「動物園だって。」
「行こうぜ。歩くから体力つけてさ。」
「もう退院?」
「まだだろ💧だって3日ぐらいしか経ってないんだぞ?」
「は?まだそんな?」
「急に我に返るなよ💦」
歴史上の人物に会うと人間はおかしくなる。
それを目の前で見てきました(笑)