前回ブログの続き。
何か知ることができると。
もっと知りたい!と思うのがオレ達。
とても素直で人間らしい発想だと思います。
だからJは直接。
「(片腕の側近)さん。」
探りに行く。
「Jさん、わざわざありがとうございます。(助っ人)さんのお見舞いにも毎日行って下さってるんですってね。すみません。」
「それは1回置いといてさ。ちょっとこっち来てみて?」
兄貴同様、仲間達に囲まれる側近です。
「どうかしました?なんだろ(笑)この笑顔は。」
「なんてゆーか。今回のことなんだけどさ。」
「はい。」
「単刀直入に聞くけど。(片腕の側近)さん、秘密持ってるでしょ。」
「ハハハッ(笑)秘密ですか?どんな?」
「あ。そうやって逆探りしてる。」
「してませんよ(笑)いきなり秘密って言われたら、どの範囲なのかなって思うでしょ?」
「範囲は、ズバリ犯人のこと。みんなが知らない情報持ってるよね?」
「断定ですか(笑)」
「黒幕は知ってる?」
「そこはまだです。」
「じゃあ(トカゲのボス)って人のことは分かっちゃってるね?」
「だいたい。(助っ人の側近)が分かってますから。聞いてますよ。」
「(助っ人の側近)さんの知らないことも知っちゃったりしてるでしょ?」
「いやいや(笑)」
「知ってるんだ。」
「んーーー。質問していいですか?」
「しょうがない。聞くよ。」
「なぜそれを俺に聞こうと思ったかをお聞かせ下さい。」
「ここはもう正直に言う。ある日、気付いたんだ。(嫁)が妙におとなしいなって。来るな!って言われたって、言うこと利いてこなかったじゃん?なのにジッとしてるしさ。でもある男がメッセージのやり取りしてることに気付いてた訳。そこから推理に推理を重ねて、(嫁)が最も信用してて、且つ頭が良く、誰かを動かせる立場にいる人は誰かって考えたら(片腕の側近)さんに辿り着くよな?」
「光栄です(笑)」
「で?秘密は何?」
「秘密って訳じゃないんですけど、まだ大っぴらにしてないことはありますね。」
「それ誰が言い始めたこと?」
「(嫁)さん(笑)」
「オレ達はなんで知らされてないの?」
「何にも聞いてませんか?」
「なんんんにも💦聞いてないんだ💧」
「なんでだろ(笑)ただ、(ナンバー2)さん達も会長にも言ってません。」
「逆に誰が知ってるの?」
「(片腕)さんとうちの関係者の数人です。でも近々分かりますよ。(嫁)さんに聞いてみたら教えてくれなかったんですか?」
「オレ達は学んでんの💦聞いても答えてくれないことを💧」
「聞いたら答えてくれると思いますよ(笑)もうそのタイミングですから(笑)」
「今、教えて?💧」
「(片腕)さんに聞いて下さい。工事のことが絡んでるんで。」
「何それ💦」
「(片腕)さんに、工事の費用はどれぐらいで抑えますか?って聞いてみると良いと思いますよ。ここまでしか俺からは言えませんけど、知りたいことが聞けると思います(笑)」
「費用のこと?(ナンバー2)さんはいくらかかっても良いって言ってたよな?ついでに言えばオレ達、費用なんか請求する気ナイんだけど。」
「ダメダメ!請求してもらわないと!(ナンバー2)さんはまだ知らないんで、自分が費用出すって言ってるんです。」
「じゃあ(片腕)さん?」
「はい(笑)俺の口からはここまでしか出ません。」
片腕の側近からナイスパスを受け取った仲間達。
チラッと片腕を見たら。
「難しい顔してんな💧」
「怒られたりしない?💧」
「怒らないにしても、はぐらかされたらどーする?」
「泣く💧」
「隣の会長見て?💧」
「近寄ったらケガしそう💧」
「今のタイミングは外さない?身のために💧」
とても気軽に話しかけられる状態ではなかった。
メッセージのやり取りを読みながら、どんどん顔が険しくなってくから。
とりあえず片腕達に背中を向け。
タイミングを待った。