昨日のブログの続き。
工事の最終確認。
ナンバー2が。
「金はいくらかかっても良いですから。とにかく(助っ人)らの命を守ることを最優先にお願いします。」
窓ガラスは大小合わせて20枚弱交換。
この時、初めて聞かされたことは。
「ガラスが割れた後にカッターの刃だの釘だのキリだのが投げ込まれて。」
と、助っ人の若い衆が言った。
「そうだったの?!」
「そんな中、(ケガした助っ人の若い衆)さんはカーテン引きちぎって走ってみんなに掛けて回ってたんですよ。」
「だから傷がヒドかったんだ。」
「鉄の塊が入ってきた時はそうきたか!と思いましたけど。」
「鉄?!石じゃなくて?」
「石もです。尖った石。裏に山積みになってますけど。しかしアレですよね。わざわざあの石、見つけて来たのかと思うと、いい大人なのに何がしたかったんだろーって。」
「そんなのんきに言うこと?!」
「防火されるよりマシだったなって。」
「起きてきたことがハードすぎ💧」
ガラス屋の後輩と外装屋の友達は投げ込まれたものを見たいと言った。
裏口から出ると、飛んでもない数の石が積まれていた。
「これ、コンクリート片。見て?中に鉄筋入ってんの。産廃置き場から集めてきたんだろ。これなんか鉄骨つなぐやつじゃん。河原で石拾いしてきた訳じゃねーな。こんなの投げ込まれたら武器と同じだろ。」
「これにも勝てるガラスですね。もう2度と割れないようなの入れなきゃ。」
2人の目はギラギラだった。
みんなも怒りを堪えてた。
外装屋の友達が。
「(足場屋の友達)!追加!材料入れたら壁の外にも別で足場組んで!」
「何でもやってやる!やるしかねーだろ!こんなことされたんじゃ!」
外壁屋の後輩も。
「やるならやれよ!って外壁、貼ってやる!」
総指揮をとる大工の後輩が。
「良い雰囲気になってきたじゃねーか!俺らの魂、全部注ぎ込むぞ!絶対負けねー!!」
みんなメラメラしてました。
で。
最重要の壁の工事の内容で、みんな目が点になる。
「(鉄工屋の友達)にはもう頼んであるんだけど。鉄板をL字にして、地中に埋め込む。地球と一体化してるような壁にすんの。ん?何そのリアクション。」
「、、、💧は?💧」
「地面を1メートル半ぐらい掘るんだよ。で、L字の短い方を埋める。短い方もちょこっと折り返せば倒れないから。鉄板を挟むようにして壁を建てていくわけ。おい💦J💦なんで天井見てんだよ💦こないだこれと同じこと言ったよな?!」
「そんな地球規模の話しだったっけ💧土台が鉄板なんて聞いてないよ💧」
「あれ?そうだった?なんでだろ。鉄筋でこの結果じゃん?じゃあ鉄板だなって。あ、風呂で思い付いたんだ、俺。掘るのと地面固めるのは(土建屋の後輩)にやってもらう。強度はどお?掘る深したたさは大丈夫だと思うか?Jしかそこは判断できないんだからさ。」
Jは紙に書き始めた。
庭師の後輩が。
「L字の鉄板?L字?」
「アルファベットのLだよ💦」
「おー!服のサイズのやつ!それが?地面に埋る?」
言葉で説明しても絶対分からないので。
絵を描いてくれた。
「スゲー!これなら絶対大丈夫だ!」
分かってくれました。
Jの導き出した工程によると。
建物の基礎のように土台に入れ込むことで強度が発揮されるって言ったんだけど。
「J💧認知症じゃないよな?💧だからその基礎をJがやるんだよって言ったよな?💧」
「あ。そうだったかも。」
Jは嫁が誰と繋がってるかばかりを気にしてたから、他のことが頭の中から消えてしまう。
そうです。
頭の中には1個のことしか考えられません。
仲間達はそれぞれ凄い腕の持ち主ですが。
頭の中はスカスカなんです。
あれもこれもはできません。
庭師の後輩に関して言えば、頭の中に1個のことも入れておくのは無理で、感覚で生きています。
そんな仲間達だからこそ。
「とりあえず、1人1人がプライドかけてやること!手が空いたら手伝うこと!仕事は手を抜かない!完璧に仕上げるまで気を抜くな!妥協も一切ナシってことで!」
最後は気合いです(笑)