前回ブログの続き。
未来の自分を可愛い!可愛い!言いながら見てた。
我が家のリビングは写真だらけだから片っ端から見て歩いた。
「ねぇ、このお姉さんはどこにいるの?」
「出掛けてて夜にならないと帰ってこないよ。」
「ふーん。会いたかったな。」
「またおいで?」
「うん!お父さんと来るね!あのさぁ、」
「どうした?急に真顔になって。」
「お母さんにお菓子食べたの言う?」
「オレ達が?」
「うん💧」
「言うわけないじゃん。オレ達、(嫁)ちゃんのお母さん嫌いだって言っただろ?好きなだけお菓子食べな?」
嫁はさ。
この当時、母親だけの時は何にも食べさせてもらってなかったから。
「お父さんのももらっても良い?」
「もちろんいいよ。」
「お父さん、お仕事頑張ったから疲れちゃったかな。」
好きなだけ食べれば良いって言ったのに。
飴を2個テーブルの端に寄せた。
自分と親父の分。
山ほどお菓子を出してあるのに。
たった2粒の飴。
なんだかそれが切なくて。
屋根屋の友達は目を真っ赤にしてお菓子が入ってた袋にいっぱいになるまでお菓子を詰め込み。
「(嫁)ちゃん。これを持っていきな。お父さんと食べ終わるまで帰らなきゃいいじゃん?」
「こんなにいっぱいダメだよ💦」
「じゃあプレゼント。俺達から(嫁)ちゃんとお父さんに。」
「なんのプレゼント?💧」
「んーーー。少し早いけどクリスマスプレゼント?」
「クリスマス?(笑)」
「うん(笑)あ、8月は(嫁)ちゃん誕生日だったでしょ?まぁ全部合わせてのプレゼント!いーい?お父さんと2人の秘密にするんだよ?」
「いっぱい(笑)ありがとう。」
後で屋根屋の友達は言ってた。
子供が遠慮するのは辛いって。
欲しいものに手を伸ばさない嫁を見て。
どんな生活をしてたかを知ってるからこそ悲しかったと言った。
現実的には昼寝が終わってる時間帯だった。
嫁は寝て起きればほとんどの時、元に戻ってる。
子供達が小さな頃に見てたDVDをJが持ってきて。
「映画見る?」
「映画?!」
「映画の説明できねーな(笑)この見た目で選んで?」
やはり今回も。
「これにする!」
アンパンマンだった。
JはDVDの中に嫁が愛してやまないワイルドスピードも持ってきたんだけど。
選ばなかった。
オレの隣に座らせアンパンマン見た。
真剣に見ててさ。
事あるごとに表情を変えて。
しばらく見てたらとうとう眠くなったんだけど。
1人1人を見回して。
寝ぼけた顔して言ったんだ。
「ありがとね。」
全員がハッとした。
今の嫁に戻ってたのか?!って。
症状が出てる間は子供に戻ってるからそう見えちゃうのかもしれないけど。
話し方も表情も大人の嫁が言った言葉だと受け取れた。
「寝たな💧とりあえずアンパンマン停めろ💧」
「(嫁)さん、子供のまんまでした?💧最後だけ俺にはそう見えなかったんですけど💧」
「やっぱりそう思った?俺も鳥肌立った💧」
「こんなこと今までなかったぞ💧」
「もしかして途中から覚めたとか?」
「いや💧演技しようがないでしょ💧」
昼寝もいつもの4倍。
疲れたのかな。
2時間も寝てた。
起きた嫁は。
「なんで!?もうこんな時間!?あ💧」
「どーした?」
「口の中が気持ち悪い💧」
「なんでだろーな。」
「分かんない💦うがいしてくる💦」
今は食べれないものを散々口に入れてたので仕方ない。
寝る前の言葉の時に嫁がどうだったのかは分からないが。
気のせいだったんだと思うしかない態度でした。
次の日も変わらず大工の後輩の手伝いをして。
大工の後輩は全てを見ていたのでたまにグッときてしまうのか何度も何度も深呼吸をしていました。
仲間達は人として友達として親として。
いろんな目線で嫁の生い立ちを考えてくれる。
それが病気への理解にも繋がってる。
その気持ちに毎回オレとJは救われてきたんだと改めて思いました。