嫁の病院へ。
受付で嫁達がどの部屋にいるのか聞いたら
「先ほど、先生も一緒に出て行きましたよ?」
やっぱりジッとしていなかったらしい。
裏庭に行ったらいて。
「あー!旦那さん!昨日はお世話様。仕事終わったの?見てて?(嫁)さん達のジャンプ力。」
病院に来て、ジャンプ力。
意味が分からなかった。
「今日は体力検査?」
「そうなっちゃったんだよ(笑)J君がね、身体能力に疑問があって。それぞれ走る速さとか力とか、自信を持てることがあるとして、ジャンプ力ってどうなんだ?って。体の大きさ関係あるのかナイのかってことでココで実験(笑)」
「力が(片腕)さんで、走るのは(嫁)だからな。Jも勝てることがほしかったのかな(笑)」
「それがね?ジャンプ力って体の大きさ関係なかったんだ(笑)」
「先生、何科の医者?(笑)」
「いくつになっても学びたいじゃない(笑)この3人には鳥肌が立つほど更新していく能力があるんだよ。最近はJ君が1番跳んだんだけど。(嫁)さんがもう1回!って言って。2回目は1番跳べなかった(片腕)さんが跳んで。次は(嫁)さんが1番になって。」
「ただの負けず嫌いじゃないの?」
「そう思ったけど、距離も全員伸ばしてるんだよ!」
「このまま練習してたらカンガルーになれるんじゃん?(笑)」
ただ単に線からピョン!と跳ぶ。
助走はナシ。
跳ぶだけなのに。
ハァハァしてる3人。
3人のうち誰かが測り。
記録は先生。
何やってんの?(笑)
最初は笑って見てたんだけど。
だんだん
「スゲー!超えたか?!」
オレもいつの間にか夢中(笑)
本当に3人共、どーなってんの?ってほど距離を伸ばしていく。
でも結局、3人共1番になったからと。
「次、何する?」
「平等に競えるヤツがいーよな。」
今日はスポーツか!って思ってる時だった。
木の方を見てた嫁が
「ウソ!(嫁の親友)がいる!どーしたの!?」
言い出した。
絶対にいるはずのない人の名前。
嫁はオレに
「(嫁の親友)がいたの!探してくる!」
慌てて止めた。
これも病気の症状なら深刻。
オレはそう思った。
見えちゃってるってことだから。
先生を見たら。
「現実を見せてあげよう。引き留めたところで本人は納得できないから。」
嫁を掴んだJに、手を離すようにジェスチャーした。
木の方に走って行く嫁。
その後ろ姿にかける言葉が見つからなかった。
さっきまで楽しそうに対戦してたのに。
嫁のキラキラした姿は一変した。