今日の午後、千種のHitomiホールでの、辻菜々子さん、川地咲由里さんのジョイントコンサートに行きました。
辻さんは、2016年8月の河田理奈さんの東京でのコンサートで初めて聴かせて頂きました。
ホールに入って来た時、「楽譜を忘れた」と辻さんが言って取りに戻り、場の空気を和ませた時の印象が強いです☺
その後、2017年5月の川地さんと共演された、リレーコンサートも聴かせて頂きましたね。
川地さんは、2017年8月の藝大3年生の方のコンサート以来でした。
ヴィオラ 辻 菜々子さん
ピアノ 川地咲由里さん
バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調
ヴィオラで聴くチェロの名曲。非常に趣を感じ、ヴィオラの音色の奥深さを味わい、厳かな気分になりました✨
ガース・ノックス Viola Spacesより"Pizzicato" Nine Fingers
9本の指を使う、ピチカートだけでの演奏で、リズミカルで、民族音楽のようにも聞こえ、面白い曲でした✨
R・シューマン クライスレリアーナ 作品16
川地さんのソロ。美しく、力強く弾かれるメロディーにシューマンの情熱を感じました。
やがて、穏やかで美しくなり、シューマンの情熱や愛情の深さ、切なく悲しげなメロディーにうまくいかないもどかしさを感じました。
シューマンの曲に込めた思いを感じるような、川地さんの見事な演奏でした👏
ピアソラ ル・グランタンゴ
哀愁漂うヴィオラの音色が素敵で、美しいピアノの音色と合い、楽しくリズミカルで、カッコいい曲でした🎵
ヴィオラの音の魅力を感じました。
ブラームス ヴィオラソナタ第1番 ヘ短調
作品120-1
切なく物思いにふけるようなメロディーから、困難を乗り越えた後の安らぎを感じる、美しく素敵なメロディーで、人生を感じました。
深みのあるメロディーの後、明るく華やかな音色にもなりました。
ヴィオラの豊かな音の深みがあり、大胆かつ繊細な音も巧みに引き出し、ブラボーな演奏でした👏
アンコール①ブラームス 歌の調べのように
②シューマン 献呈
献呈は、ピアノとヴィオラでの演奏。甘美なピアノの音色に、ヴィオラの音の深み、豊かさが彩りを添え、情熱的で深い愛情を感じる素敵な演奏で終了しました🎵
ドイツ留学され、色々な経験と練習の賜物で、最初に聴かせて頂いた頃より音に深みを感じ、辻さんの成長を感じたコンサートになりました。一番前から見て、気合いがかなり入った演奏でした☺
(私もたくさんコンサートに行き、耳が少しは肥えた気がし(笑)、こう感じました。)
2019-20