1/20 辻菜々子さん、川地咲由里さんジョイントコンサート~Hitomiホール | はやとんブリッジの音楽散歩♪

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主に、私の聴きに行ったコンサートの感想を、素人なりに書きたいと思います。あちこち聴きに行くので、実際に散歩しているようです(笑)。

今日の午後、千種のHitomiホールでの、辻菜々子さん、川地咲由里さんのジョイントコンサートに行きました。

辻さんは、2016年8月の河田理奈さんの東京でのコンサートで初めて聴かせて頂きました。
ホールに入って来た時、「楽譜を忘れた」と辻さんが言って取りに戻り、場の空気を和ませた時の印象が強いです☺

その後、2017年5月の川地さんと共演された、リレーコンサートも聴かせて頂きましたね。

川地さんは、2017年8月の藝大3年生の方のコンサート以来でした。

ヴィオラ 辻 菜々子さん
ピアノ     川地咲由里さん

バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調

ヴィオラで聴くチェロの名曲。非常に趣を感じ、ヴィオラの音色の奥深さを味わい、厳かな気分になりました✨

ガース・ノックス  Viola Spacesより"Pizzicato" Nine Fingers

9本の指を使う、ピチカートだけでの演奏で、リズミカルで、民族音楽のようにも聞こえ、面白い曲でした✨

R・シューマン クライスレリアーナ 作品16

川地さんのソロ。美しく、力強く弾かれるメロディーにシューマンの情熱を感じました。

やがて、穏やかで美しくなり、シューマンの情熱や愛情の深さ、切なく悲しげなメロディーにうまくいかないもどかしさを感じました。

シューマンの曲に込めた思いを感じるような、川地さんの見事な演奏でした👏

ピアソラ ル・グランタンゴ

哀愁漂うヴィオラの音色が素敵で、美しいピアノの音色と合い、楽しくリズミカルで、カッコいい曲でした🎵

ヴィオラの音の魅力を感じました。

ブラームス ヴィオラソナタ第1番 ヘ短調 
作品120-1

切なく物思いにふけるようなメロディーから、困難を乗り越えた後の安らぎを感じる、美しく素敵なメロディーで、人生を感じました。

深みのあるメロディーの後、明るく華やかな音色にもなりました。

ヴィオラの豊かな音の深みがあり、大胆かつ繊細な音も巧みに引き出し、ブラボーな演奏でした👏

アンコール①ブラームス 歌の調べのように
②シューマン 献呈

献呈は、ピアノとヴィオラでの演奏。甘美なピアノの音色に、ヴィオラの音の深み、豊かさが彩りを添え、情熱的で深い愛情を感じる素敵な演奏で終了しました🎵

ドイツ留学され、色々な経験と練習の賜物で、最初に聴かせて頂いた頃より音に深みを感じ、辻さんの成長を感じたコンサートになりました。一番前から見て、気合いがかなり入った演奏でした☺

(私もたくさんコンサートに行き、耳が少しは肥えた気がし(笑)、こう感じました。)

2019-20