病に感謝しろ! -77ページ目

病に感謝しろ!

健康について
さまざまな視点から見て、発信していきたいと思います

体の中を流れているエネルギーバランスの調整をする




全身に網目のように張りめぐらされている、生命エネルギーの通り道である「経絡」は普通 私たちの目に見えません。

その経絡の上に点在している「経穴(ツボ)」を利用して、経絡の中を流れている「気」「血」「水」の補充や代謝、「五臓六腑」の生理作用、「陰陽」のバランスを正常な状態にもどし、正気の回復をはかり、「病邪(邪気)」を取り去っていきます。

この経絡は、体の内側の「臓腑」と体の表面をつないでおり、「内外を貫き」「上下を通 す」働きがあります。

このように全身に流れている経絡は、臓腑の働きの失調が、経絡上のツボに反応点としてあらわれます。


そして、そのツボに刺激を加えることにより、気血の流れを調節し、臓腑の働きを改善することができるのです。

東洋医学では、体全体の活動源である「気」、体内の各組織に栄養を与える「血」、血液以外の体液で体を潤してくれる「水」、これらが人体を構成し、生命を保つための基本的な物質であるとされています。


これらの3つが体内に十分な量 で、スムーズに流れていることにより、体の正常な状態が保たれます。


この「気・血・水」は、「五臓六腑」によって作られたあと、「経絡」という(エネルギーを通 る)ルートを通って、全身に運ばれその働きを発揮します。

東洋医学と西洋医学は、それぞれ独自の診断と治療体系をもっています。


その違いは、それぞれのベースになる「体を見る視点」や「病気を見る視点」の違いから生まれています。

解剖学や細胞生理学をベースとする西洋医学では、体は器官というさまざまなパーツの集合体とされています。


そのため、病巣であるひとつのパーツを中心に病気を見つめていきます(腫瘍などによる転移は除きます)。


一方、東洋医学では、「体全身は多くの部分が互いに密接に結びつき、生命として一つの体を成し、働いている」と見ますので、病巣がたとえひとつの部位 に限られていても、それが局所だけの問題なのか、または全身と関連して起こった問題なのか、という両方の視点で病気を見つめていきます。


尚、東洋医学では心、精神、情緒の変化でも、体に負担をかけ症状としてあらわれてきます。


そして、こうした考え方の違いは、自ずと治療にも反映されています。

西洋医学では、人体を細分化していく方向で研究が行われています。

そのため病巣が見つかると、その病巣部位 に、血管や神経、ホルモンなどの異常を見つけだすことで、診断や治療につなげていきます。

これに対し東洋医学では、全身を一つの有機体と見なしますので、病巣のある部位 への直接的な治療以外にも、全体的に関連したほかの部位や全身のバランスを調整します。