父は三人兄弟で一人の姉は結婚後に亡くなりました。 祖父には兄が居て子供が無く、父が養子となり本家を継ぐ…と言う事だったそうです。 祖父の兄が戦死、妻だった人は実家に帰り、祖父が山陰に戻って来た。のですね…祖母が亡くなっても、私には祖父と伯母が居る、と思って居ました。 大人の中では相続話、長男の嫁の伯母は(私達はアメリカ人だからアメリカに帰る)と。 次は私の父ですね。その父、に私は姉の結婚の時に初めて会いました。 父は本家の養子です。祖父の兄が存命なれば当然父が継ぐべき家…。 デモ父は相続を断り、弟に譲りました。 九州から戻って居た叔父には子供が五人…、長男は私と同年で、学術優秀…、 ビリの私など話相手になりません。 家は父の弟に譲られ家事の女性が辞め、畑のオジサンも居なくなり、叔父が庭仕事をやって居ました。 祖父は叔父の世話になり…。私の面倒を見る人は居ません(長兄が迎えに来るから)…(キーチャンは東京に行くのヨ)と姉に告げられました。 誰も引き留める人は居ません。(皆に棄てられた!)思いで山陰線に乗る私。 送ってくれたのはカズチャンとレイコチャン、涙も出ない小さな別れでした。