★底本
第三部 p407~415
★手塚による要約
ふたたび孤独に帰り、ここをこそ自分の故郷として賛美する。ついで下界の人間の卑小さと、それと調子を合わせていた危険を思う。
★解説
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★底本
第三部 p407~415
★手塚による要約
ふたたび孤独に帰り、ここをこそ自分の故郷として賛美する。ついで下界の人間の卑小さと、それと調子を合わせていた危険を思う。
★解説
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★底本
第三部 p398~406
★手塚による要約
ここにも離反者はいて、彼岸を教えるキリスト教に復帰する。それへの激しい攻撃。しかし敵の力の容易でないことがうかがわれる。
★解説
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★底本
第三部 p391~397
★手塚による要約
口まねする猿。近代都市像。それにたいして、批判は愛より発すべきで、愛しえなければ素通りせよ、と猿には高貴すぎる知恵を説く。
★解説
・ツァラトゥストラは様々な都市をゆっくりと通り過ぎ、迂路をとりながら、自分の住んでいた山と洞窟へ向かった。
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★底本
第三部 p383~390
★手塚による要約
イエスの受難に対比してここは幸福を歌う橄欖山。ニーチェのスイス生活を反映した高山の気。孤独、受苦、快活、仮装の交錯。
★解説
・橄欖山とは「エルサレムにあるオリーブ山」のこと。オリーブ山は旧約聖書や新約聖書で度々言及されている地名。
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★底本
第三部 p363~371
★手塚による要約
日の出前の深い清らかな空を仰いで、それとひとしい絶対肯定、自由と創造の生の立場を再確認する。世界合理性の否定。妥協の排除。
★解説
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★底本
第三部 p355~363
★手塚による要約
不幸によって自分を鍛えようとしても、おのが運命の完成の間近い幸福感がしきりにおそう。ためらいのなかに奏でられる諧謔曲。
★解説
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★底本
第三部 p343~355
★手塚による要約
幻影として永劫回帰の予感を述べる。それは重さの霊をも無力にし、生の敵、厭世観をも嚙み切って、高く笑って生へと決意させる。
★解説
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※本記事は「ツァラトゥストラ解説 45 最も静かな時刻」の続き。
★底本
第三部 p336~343
★手塚による要約
洞窟に帰るべく、さすらいの道にある。偉大な高みに向かう最後の孤独な歩み。しかもまず海へ下りようとする。最高へは最深から。
★解説
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2022年6月現在、Twitterで或る論文が話題となっている。
それは女性同士のマウンティングに関するもので、「データをいろいろ見てみる(@shioshio38)」という人物がその論文を取り上げたツイートを投稿したことがきっかけである。
その人物は2022年6月5日に「紹介する前は54viewsだったが、話題になり今見たら23071viewsに増えていた。」と述べており、わずか数日でウェブ上での閲覧数が54回から23071回に急上昇していることが判る。
ここで重要なことは、紹介以前と以後とで論文の内容は全く変わっていないということだ。
つまり、この論文は内容が悪いから閲覧数が54回だった訳ではなく、単に埋もれていたから閲覧数が2桁だった訳である。
この論文は商業作品ではないが、同様のことが商業作品の売れ行きにも言えるのではないだろうか。
コンテンツ(商業作品)の売り上げは主にコンテンツの面白さと知名度とアクセスのしやすさの三つによって左右される。
いったん鑑賞の対象となれば万人が高評価を下すようなコンテンツ(商業作品)があったとしても、世間で存在が認知されていなければ、そもそも鑑賞の対象とならず、売り上げが伸び悩むこととなる。
つまり、ほとんどの場合において「或る商業作品が売れない」というのは「多くの人の目に留まった上で酷評され、売れない」というケースと「内容の良し悪しに関係なく単純に埋もれてしまって売れない」というケースに分けられるのだ。
ネットの影響でコンテンツの量(選択肢)が膨大になっている現在では後者のケースが増えていくのかもしれない。
Mr.Childrenの桜井和寿氏が2022年5月の記事で「ほんとにラッキーなんだと思います。今、僕らが新人バンドとしてデビューしたとしても、絶対埋もれてると思うし。CD業界がものすごく全盛期のときにヒット曲を生んでこれたっていうこともものすごくラッキーですし」と述べているのは、この件を考える上で非常に示唆的なコメントだと言えるのではないか。