〇タイトル
track22 lay your heart on me.
第四巻 p7~24
〇分析
★p7
2コマ目の大胆な余白が印象的。
★p8
2000年元日を祝う扉絵。エルウッドのバンダナにDRAGONとあるのは、2000年が辰年だから。ジャンプ掲載時の煽り文には「華々しく…新世紀へ!!」とあったらしいが、厳密には2000年は20世紀。21世紀は2001年から。
★p9~12
ウルフィーナは満身創痍ながらも、エミリオをシャカブーンから守ろうとする。だが、シャカブーンは力ずくでウルフィーナを叩きのめす。p12の5~6コマ目の心中文の吹き出しの枠は、ONEPIECEでも使用される(例、メリー号を焼却処分するシーン)。
★p13~18
シャカブーンはエミリオの体から指輪を取ろうとするが、track13でガンマが説明していた指輪の自己防衛本能が発動し、シャカブーンへの攻撃を開始する。シャカブーンは魔術列車から落とされる。エミリオの口や耳の穴から指輪の触手が伸びていくが、p18の3コマ目でエミリオの口の箇所に眼球が描かれている。track12の第二巻p101の描写を踏まえれば、この眼球は指輪の本体であろう。
★p19~23
指輪はウルフィーナにも攻撃の矛先を向けるが、ウルフィーナがエミリオに「愛してるよ…エミリオ」「元気でね」と伝えると、触手の攻撃が何故かエミリオに向かい始める。自身の依り代のはずのエミリオの体に攻撃の矛先が向かったのは、おそらくエミリオが(ウルフィーナを守るために)指輪の動作を妨害したからだと考えられる。
★p24
列車から落とされたシャカブーンは、列車を即時破壊することにする。3コマ目のシャカブーンの指にはマイクと思しきものが描かれている。シャカブーンの指示で列車は停止機能を失い、アルカンタラへノーストップで直進することになる。
★総評
タイトルは「あなたの心を私に置く」という意味。エミリオの体内に宿る指輪がハート型というのも関係があるのかもしれない。