「いつか海外移住してみたいな…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
物価が安くて気候が温暖、そして日本からのアクセスも良い国といえば、やっぱりマレーシアが候補に挙がります。特に「MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)」という長期滞在ビザの制度があり、リタイア後の生活先として人気なんです。
今回は、MM2Hの基本や生活費のリアル、そして海外移住先としてマレーシアがなぜ注目されるのかを一緒に見ていきましょう。
マレーシアが海外移住先として人気の理由
まずはなぜマレーシアなのか。
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物価が安い
生活費は日本の半分程度。特に外食や交通費は格安です。 -
気候が温暖
一年を通じて常夏で、寒さが苦手な人には快適。 -
多民族・多文化社会
マレー系、中華系、インド系が共存していて、食文化も多彩。日本食レストランや日系スーパーも多く、暮らしやすいです。 -
医療水準が高い
クアラルンプールなどの都市部では先進的な医療を受けられ、費用は日本より安い場合が多いです。 -
日本から近い
飛行機で約7時間。直行便もあり、帰国もしやすい距離感です。
こうした条件から、マレーシアは長年「日本人が住みたい海外の国ランキング」で上位にランクインしています。
MM2Hとは?
では、マレーシア移住を考えるときに欠かせないのがMM2H(Malaysia My Second Home)。
これはマレーシア政府が発行する長期滞在ビザで、外国人が安心して滞在できるように設計された制度です。
MM2Hをするための要件(2023年時点)
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経済的条件
以前より厳しくなっており、一定額以上の銀行預金や月収が必要です。例えば、定期預金に約1000万円以上、毎月の収入が数十万円あることが求められる場合があります。 -
健康診断と医療保険
申請者は健康であり、マレーシアで医療保険に加入する必要があります。 -
年齢制限
基本的に年齢制限はありませんが、リタイア層に人気です。
条件は時期によって変更されるので、実際に申請する前には最新情報を必ずチェックしてください。
マレーシアでの生活費の目安
では、実際にマレーシアで暮らすにはどのくらいの生活費がかかるのでしょうか?
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家賃:都市部のコンドミニアムで5〜10万円程度
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食費:自炊中心なら月3〜5万円、外食多めでも月5〜7万円程度
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光熱費:1〜2万円程度(冷房を使う頻度で変動)
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移動費:電車やGrab(配車アプリ)を利用して月1万円程度
合計すると、月15〜20万円ほどで快適に生活できると言われています。これは日本の都市部に比べるとかなり割安ですよね。
もちろん、生活スタイル次第で大きく変わります。ゴルフや高級レストラン、旅行を楽しむならもっとかかりますが、それでも日本より余裕を持てるケースが多いです。
定年退職後の新しいライフスタイル
MM2Hを利用してマレーシアに移住する人の多くは、定年退職後のセカンドライフを楽しむためです。
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ゆったりとしたコンドミニアムで暮らす
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現地のマーケットで買い物して、自炊や外食を楽しむ
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ゴルフやマッサージ、旅行で余暇を満喫する
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日本より低コストで医療サービスを利用できる安心感
「日本にいると老後の生活費に不安がある」という人でも、マレーシアなら収入が限られていても比較的ゆとりを持って暮らせるのが大きな魅力です。
他の海外移住先の候補は?
もちろん、マレーシア以外にも海外移住先の選択肢はあります。参考までにいくつか紹介しておきますね。
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タイ(チェンマイやバンコク)
リタイアメントビザがあり、物価が安くて日本人コミュニティも大きいです。 -
フィリピン(セブ島など)
英語が通じやすく、リゾート感覚で生活できます。 -
ポルトガル
ヨーロッパで物価が比較的安く、治安も良好。ゴールデンビザ制度も魅力です。 -
メキシコ(メリダやカンクン)
温暖な気候で物価も安め。日本とは違った文化圏を楽しみたい人に人気です。
それぞれ要件やビザ制度が違うので、自分に合った国を選ぶことが大切です。
まとめ
「マレーシアへの海外移住」は、生活費の安さや暮らしやすさ、そしてMM2Hという制度があることで、多くの日本人にとって現実的な選択肢になっています。
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MM2Hをするための要件はやや厳しめになったが、長期滞在できる大きな魅力がある
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生活費は月15〜20万円程度で快適な暮らしが可能
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定年退職後の新しいライフスタイルを実現しやすい
もちろん、海外移住は憧れだけでなく現実的な準備が必要です。ですが、もし「第二の人生を海外で過ごしたい」と考えているなら、マレーシアは間違いなく候補に入れる価値のある国だと思います。