50歳手前で離婚したとして、セカンドライフをどうするか。 | 悩める中間管理職のぼやき

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もうすぐ50歳。子供もあと数年で社会人になります。

奥さんとは、かれこれ20年ほど連れ添っていますが、時間の流れとともにちょっとした価値観の違い、金銭感覚の違いや自分の親の面倒を見る見ない、みたいなので揉めることも増えてきました。そして、現在子供の独立に合わせて、離婚を考えています。

この記事では、50歳手前で離婚を経験した男性が、その後の人生をどのように過ごしているのか、再婚と一人で生きる選択肢それぞれのメリット・デメリット、そして残りの人生を最高に楽しむための方法を調べてみました。

50歳手前での離婚、その背景と現実

いわゆる「熟年離婚」と呼ばれる現象は、近年増加傾向にあります。子供の独立、定年退職の足音、長年の価値観のズレや夫婦関係の不和などが原因となり、新たな人生を模索する人が増えています。特に男性の場合、会社一筋で生きてきた中で、いざ家庭に戻った時に居場所がないと感じたり、長年の抑圧から解放されたいと願ったりするケースも少なくありません。

この年齢での離婚は、経済的な不安、住居の問題、そして何よりも「孤独感」という大きな壁に直面することがあります。しかし、一方で、これまでの人生で培ってきた経験やスキル、そしてこれからの人生を「自分のために生きる」という覚悟が、新たな道を切り拓く力にもなります。

再婚?それとも一人?それぞれの選択肢と割合

正確な統計は取りにくいものの、50歳前後の男性が離婚後、どのような人生を歩むかの傾向はいくつか見られます。

  1. 再婚を選ぶ人:約15%~25%程度 熟年離婚後の再婚率は、全体的に見ると若い世代に比べて低い傾向にあります。しかし、50代前後の男性は、経済力や経験の豊富さから、若い女性との再婚や、同じく離婚経験のある同世代の女性との再婚など、様々なケースがあります。

    • 再婚のメリット

      • 精神的な安定と心の支え: 一緒に人生を歩むパートナーがいることで、孤独感が解消され、精神的な安定を得られます。
      • 生活の質の向上: 家事の分担、経済的な協力など、一人でいるよりも生活の負担が軽減される場合があります。
      • 新たな家族の形成: ステップファミリーとして、新たな家族関係を築く喜びを感じることも。
      • 健康面でのサポート: 病気になった時など、お互いに支え合える安心感があります。
    • 再婚のデメリット

      • 人間関係の複雑化: 新たな家族(再婚相手の子供など)との関係構築や、元配偶者との関係など、人間関係が複雑になる可能性があります。
      • 財産問題: 遺産相続や年金分割など、金銭的な問題が複雑になることがあります。
      • 生活習慣のすり合わせ: 長年培ってきた個人の生活習慣を、再び相手に合わせる努力が必要です。
      • 自由度の低下: 一人の時のような気ままな自由は失われることがあります。
  2. 一人で残りの人生を謳歌する人:約50%~60%程度 離婚後、再婚はせず、独身として自由に人生を楽しむ道を選ぶ男性も非常に多いです。この層は、必ずしも孤独を感じているわけではなく、むしろ積極的に自分の時間を満喫しています。

    • 一人で過ごすメリット

      • 究極の自由と自己実現: 誰に気兼ねすることなく、自分のペースで、自分の好きなことを追求できる最高の自由があります。
      • ストレスフリー: 夫婦関係でのストレスから解放され、精神的に安定しやすくなります。
      • 人間関係の再構築: 家族だけでなく、友人、趣味仲間など、より多様で質の高い人間関係を築くことができます。
      • 金銭的な自由度: 自分の収入を自分のために自由に使えるため、趣味や旅行などへの投資がしやすくなります。
      • 老後の心配解消: あらかじめ施設入居や介護サービスの計画を立てるなど、前向きに老後を設計できます。
    • 一人で過ごすデメリット

      • 孤独感: 趣味や友人がいない場合、ふとした時に孤独を感じやすいことがあります。特に長期休暇やイベント時には顕著になることも。
      • 老後の不安: 病気や介護が必要になった時、身近に頼れる人がいないことへの不安が生じる場合があります。
      • 経済的な負担: 全ての生活費を一人で賄う必要があるため、経済的な計画がより重要になります。
      • 社会的な孤立: 積極的に社会との接点を持たないと、孤立してしまうリスクがあります。
  3. 特定のパートナーは持たないが、恋愛・交流を楽しむ人:約15%~25%程度 再婚には踏み切らないものの、特定のパートナーと交際したり、異性とのカジュアルな交流を楽しんだりする人もいます。いわゆる「事実婚」「パートナーシップ」のような形や、それぞれが自立した関係を築くケースも含まれます。これは、再婚と独身の間の、良いとこ取りのような選択肢とも言えます。

楽しく残りの人生を過ごすための共通のヒント

再婚を選ぼうと、一人を楽しもうと、あるいは新たなパートナーシップを築こうと、残りの人生を充実させるために共通して言える大切なことがあります。

  1. 心身の健康を最優先に この年代は、健康が何よりも資本です。定期的な健康診断、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。また、精神的な健康も大切です。趣味に没頭したり、友人と語り合ったり、時にはカウンセリングを受けることも有効です。

  2. 経済的な基盤を確立する 老後を安心して過ごすために、経済的な計画は不可欠です。年金、退職金、貯蓄、投資など、自分の資産状況を把握し、必要であれば専門家のアドバイスも受けましょう。再就職や、新たな収入源の確保も視野に入れると良いでしょう。

  3. 社会とのつながりを大切にする 孤独を感じさせないためには、社会との接点を持ち続けることが重要です。

    • 趣味やサークル活動: 長年の趣味を深める、新しい趣味に挑戦する。共通の興味を持つ仲間との出会いは、人生を豊かにします。
    • ボランティア活動: 誰かの役に立つことで、自己肯定感が向上し、新たなコミュニティが生まれます。
    • 地域の活動: 町内会やNPO活動など、地域に根ざした活動に参加するのも良いでしょう。
  4. 新しい挑戦を恐れない 離婚は、新しい自分を発見するチャンスでもあります。

    • 資格取得や学習: 興味のあった分野の勉強を始める、新しいスキルを身につける。
    • 旅行や移住: 行きたかった場所へ旅行に出かける、心機一転、住む場所を変えてみる。
    • 新たなビジネスや働き方: これまでの経験を活かして、新しい働き方やビジネスを始めてみる。
  5. 自分自身を肯定する 離婚という経験は、決して「失敗」ではありません。これまでの人生を振り返り、学び、そして成長した自分を認め、肯定してあげましょう。自分を大切にし、自分らしい幸せを追求することが、何よりも大切です。

まとめ:あなたは、あなたの人生の主人公

50歳手前での離婚は、人生の「リセットボタン」を押すようなものです。それは時に痛みを伴いますが、同時に、これからの人生を「自分の物語」として、自由に、そして大胆に描き直すことができる絶好の機会でもあります。

再婚を選ぶか、一人で生きるか、あるいはその中間を選ぶか。どの道を選んでも、大切なのは、あなたが自分自身の心と向き合い、どんな人生を送りたいのかを明確にすることです。

過去にとらわれず、未来を恐れず、今この瞬間を大切に。あなたの「セカンドキャリア」は、まさにこれからが本番です。自分らしく、最高の人生を歩んでいくことを、心から応援しています。

 

 

 

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