体長5cm前後で、マダイに似た甘みと粘りのある身が特徴の小魚。 頭部にある骨のような組織(耳石)が大きいためイシモチとも呼ばれます。 岡山県ではネブトの名で親しまれています。

 

 日本沿岸に広く生息し、旬は6月から9月で、岡山県内では岡山市東区宝伝、瀬戸内市牛窓町などで水揚げされます。 唐揚げはビールや酒のつまみにぴったり。 すり身を団子にして汁物に入れてもおいしいです。

 

 スーパーなどでは、100g当り 100円前後で価格は例年並みのようです。 市場での流通量は、例年よりもやや多いようです。

 

◇南蛮漬け◇

 南蛮酢は昆布だし、酢、しょうゆ、みりん、酒、砂糖をひと煮立させる。 テンジクダイは頭と内臓を取り除き、小麦粉をまぶして揚げてから細切りの玉ねぎやニンジンなどと漬け込む。