頭のように見える胴に雄が卵を抱く1月から2月が旬と言われています。 卵が米粒に似ていることから、漢字で「飯蛸」と書くようです。


 体長5~20cmと小型で内湾の浅瀬を好み、瀬戸内海では全国有数の漁場として知られています。 岡山県内では倉敷市下津井地区、岡山市東区宝伝地区などで水揚げが多いようです。 身が柔らかく、丸ごとゆでて酢味噌和えにいいですね。 煮付けやおでんだねとしても楽しめます。


 市場での流通量は例年より少なく、スーパーなどでは100g当たり80円から130円で例年並みの価格のようです。



◇イイダコの下処理◇

 銅の中から墨袋や内臓を取り除き、足の付け根にあるくちばしも抜き取る。ぬめりがなくなるまで塩でもみ、流水で洗う。 熱湯に足から入れると四方に広がるように形よくゆであがります。