私の中で一番元気なのは70歳前後の人だなぁと思う。
仕事をしている時も元気だったが退職してさらにパワーがみなぎっている諸先輩方ばかりなのだ。
この間も2人の60代後半の人が来て話を聞いているとネパールで6000メートル級の山に登ったのだと言っていた。
ツアーに参加して32人のポーターに荷物を持ってもらって10日かけて登り、ヘリコプターで2回に分けて降りてくるという御大名なツアーだったらしいが
「持っていった食料は全部ポーターに食べられちゃうし、ヘリコプターは2000メートルの所で一旦降ろされて、3チームに分かれた最初のチームが地上に降りた時点で時間切れで、迎えにこないのよ!2000メートルの時点で一晩置き去りにされてん。
荷物だけは先に降ろされてるし、えらい目にあったわ。地上41℃山の上はマイナス7℃で雪積もってるねん。死ぬかと思った。」
その話を聞きながら、何故この年齢の人は命の危険を顧みずに遊ぶのか?という疑問が再び湧く。
「また行こうと思ってるから一緒に行こうや!」と誘われ、今の話を聞いて誰が行きたいと思うのか⁉️と
「絶対嫌です‼️」と秒で断ると
「ホンマに凄い絶景やったんやでー。写真集作ったから見て見て」とフォトブックを見せてくれたのだが、残念ながらそのフォトブックのほとんどが楽しそうな飲み会で満面の笑顔の写真だったので、いわゆる命の危険をおかしてでも見たいと思えるような風景が全く伝わってこなかったのだった。