職場のHさんが顔をしかめているのでどうしたのか聞くと

「昨日冷蔵庫から団子を出して食べてたら6個めでカビがはえとってん!気が付かんと5個も食べてもた。お腹痛いねん。」

と言った。

「えぇ?気のせいちゃう?カビぐらい大丈夫やろ?カビは薬っていうやん。身体にええんちゃう?」

「なにゆってるねん!腐ってるってことやぞ!」

それを聞いても私はどうしても本当だよねと同調出来ずにいた。

なぜなら昭和時代はそんなの当たり前だったからだ。カビが生えていてもカビのところだけチョット除いて『カビの味がする…』と思いながら食べていた。美味しくはなかったが、それでお腹が痛くなることなどなかった。

そもそも我が家はそういう事に無頓着な家だった。
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しかし、母は暗示にかかりやすいタイプである事を考えると地面に落ちても3秒以内に拾えばバイキンはつかず食べられるという謎の3秒ルールがまかり通っていた昭和世代で良かったと思う。

私の友人などは種子島出身の為、昔はお店で売ってる菓子パンなどもカビたまま売っていたと言っていた。やはり、Hさんのお腹痛は気のせいだと思う私なのだった。