マイクロソフトから地味にびっくりのニュースが出て、
ネット上がざわついているようです。
ほとんどの人は関係ないと思います。
なおWindowsのライセンス認証周りは仕組みがややこしいので
私の理解が間違っていたらすみません。
Windows 7/8のキーを使った10/11のアクティベートが不可能に - PC Watch (impress.co.jp)
ざっくりと説明します。
通常、自作パソコンなどにWindows10/11を新規インストールする場合
市販のWindows OSパッケージ(ライセンス込)の購入が必要です。
だいたいWindows11Homeで1.5万、Windows11Proで2万以上のお値段がします。
高いですね。
ところが、ほぼ無料でライセンス認証を通す方法がありまして。
ウソみたいな話、マイクロソフト公式でWindows10/11をダウンロードしインストールした後
廃棄品や故障品の「Windows7パソコン」をタダ同然で買ってきて
本体に付いているWin7プロダクトキーシールの番号を入力すると、
Windows10/11がしれっと認証できたらしいです。
(※注 厳密にはメーカー製パソコンから別本体にOS再利用することはマイクロソフトの利用規約外なのでNGです)
2015年~2016年に行われたWindows7→10無料アップグレードの名残りと思われます。
マイクロソフトの戦略で、AppleやGoogleにOSのシェアを奪われないよう
わざと緩くしていたのかもしれません。
このため、フリマサイトではWin7のプロダクトキー番号や剥がされたシールが
1枚300円ほどで大量に売られていました。
Win10/11のプロダクトキーと称した出品も、実はWin7の中古キーだという噂もありました。
で、ニュースの本題。
この穴あきザル状態を黙認してきたマイクロソフトが、ついに
2023/9/20からWindows7/8のプロダクトキーをWindows10/11に転用するのを禁止して
認証を止めた、らしいです。
もう流用はできません。
※9/30時点でまだ認証出来たというネットの書き込みがあり、情報が錯綜しているようです。
正規のWindows10/11のメーカー製パソコンを買って
普通に使っている人は何ら影響ないはずです。
困るのは、Windows7からWindows10にアップデートしたパソコンで
部品の交換や再インストールをした時、認証失敗しないか心配?なくらいでしょうか。
このタイミングでWindows11付きの市販PCに乗り換える人が増えるかもしれませんね。
おしまい。