パソコンのハードディスク整理をやっていて、「高速なデータ置きドライブが欲しい」と思っていたら
amazonでこんな物を発見。
ORICO 透明シリーズ 2.5インチ HDDケース USB 3.0接続 SATA III(6GB)対応 HDD/SSD 外付け ドライブ ケース
ありそうで無かった透明USBケース。SSD対応で評価もまずまず。
何より1個818円、3個買うと100円引きで718円!安い!
で、3個を即注文。翌日届きました。型番は「2139U3 R1.0」。
申し訳程度のマニュアルが付いてきます。ネジ一つ無く、パネルを横にスライドしてはめ込むだけ。
余っていたKINGSTONの480GB SSDを取り付け。中身が分かるのが良い!
さすが718円。スマホカバー並みの安っぽい質感だけど、これはこれでアリな気がします。
さて。
最近ネコダが聞かれたパソコン関係の質問。
(1) USB接続のSSDって、USBハードディスクよりどれくらい速いの?
(2) USB2.0接続(黒端子)とUSB3.0接続(青端子)って、速度差はどれくらいなの?
これをまとめて検証してみましょう。
試験用に、今回のSSD+USBクリアケースと、普段使っているUSBハードディスクを用意。
それぞれUSB2.0接続とUSB3.0接続で速度測定してみました。
①USB2.0接続 ハードディスク
緑枠が読み出し速度。赤枠が書き込み速度。
読み・書きとも約30MB/s止まりです。10GBのファイル転送に5分半かかる計算。
②USB2.0接続 SSD
やはり読み・書きとも約30MB/s止まり。
USB2.0規格の上限速度(理論値で最大60MB/s)が足を引っ張っている状態です。
③USB3.0接続 ハードディスク
USB2.0の呪縛が外れ、一気に3倍、読み・書き約100MB/sにまで上がりました。
④USB3.0接続 SSD
USB2.0と比べて5~7倍の速度になりました!USB3.0接続ハードディスクと比べても1.5~2倍の速さに。
10GBのファイル転送が約1分で終わる計算です。
※今回のKINGSTON製SSDは廉価版、高速のSSDを使えば300MB/s以上の速度も出るようです。
⑤オマケ USBではなく、パソコンに内蔵したSSD(SiliconPower製)
一般的にSSD,HDDは、パソコン内部のSATA端子に直接続したとき一番速く動作します。
この結果ではUSB2.0接続と比べて10倍近い速度差が。
※もっと高速のSSDを使えば300~500MB/s以上の速度が出るようです。
まとめると、
・USB2.0接続は規格が足をひっぱり30MB/s止まり、USB3.0接続にするだけで3~7倍以上ファイル転送が速くなった。
・USB3.0接続のとき、SSDはハードディスクより1.5~2倍以上速かった。
※ただし動作環境による。
USB3.0対応の機器を使う時は、パソコン前面の黒い端子ではなく
背面の青いUSB3.0端子に挿しましょう!