2.5インチ USBクリアケースと、『USB接続SSD』『USB2.0/3.0速度差』の検証。 | a24a24a24のブログ

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アメピグ残党。
釣り、温泉、お出かけ、パソコン。最近、電子工作。

 

パソコンのハードディスク整理をやっていて、「高速なデータ置きドライブが欲しい」と思っていたら

amazonでこんな物を発見。

 

ORICO 透明シリーズ 2.5インチ HDDケース USB 3.0接続 SATA III(6GB)対応 HDD/SSD 外付け ドライブ ケース

 

ありそうで無かった透明USBケース。SSD対応で評価もまずまず。

何より1個818円、3個買うと100円引きで718円!安い!

 

 

 

で、3個を即注文。翌日届きました。型番は「2139U3 R1.0」。

 

申し訳程度のマニュアルが付いてきます。ネジ一つ無く、パネルを横にスライドしてはめ込むだけ。

 

余っていたKINGSTONの480GB SSDを取り付け。中身が分かるのが良い!

さすが718円。スマホカバー並みの安っぽい質感だけど、これはこれでアリな気がします。

 

 

 

さて。

 

最近ネコダが聞かれたパソコン関係の質問。

(1) USB接続のSSDって、USBハードディスクよりどれくらい速いの?

(2) USB2.0接続(黒端子)とUSB3.0接続(青端子)って、速度差はどれくらいなの?

 

これをまとめて検証してみましょう。

 

 

試験用に、今回のSSD+USBクリアケースと、普段使っているUSBハードディスクを用意。

それぞれUSB2.0接続とUSB3.0接続で速度測定してみました。

 

①USB2.0接続  ハードディスク

緑枠が読み出し速度。赤枠が書き込み速度。

読み・書きとも約30MB/s止まりです。10GBのファイル転送に5分半かかる計算。

 

②USB2.0接続  SSD

やはり読み・書きとも約30MB/s止まり。

USB2.0規格の上限速度(理論値で最大60MB/s)が足を引っ張っている状態です。

 

③USB3.0接続  ハードディスク

USB2.0の呪縛が外れ、一気に3倍、読み・書き約100MB/sにまで上がりました。

 

④USB3.0接続  SSD

USB2.0と比べて5~7倍の速度になりました!USB3.0接続ハードディスクと比べても1.5~2倍の速さに。

10GBのファイル転送が約1分で終わる計算です。

※今回のKINGSTON製SSDは廉価版、高速のSSDを使えば300MB/s以上の速度も出るようです。

 

⑤オマケ  USBではなく、パソコンに内蔵したSSD(SiliconPower製)

一般的にSSD,HDDは、パソコン内部のSATA端子に直接続したとき一番速く動作します。

この結果ではUSB2.0接続と比べて10倍近い速度差が。

※もっと高速のSSDを使えば300~500MB/s以上の速度が出るようです。

 

 

まとめると、

・USB2.0接続は規格が足をひっぱり30MB/s止まり、USB3.0接続にするだけで3~7倍以上ファイル転送が速くなった。

・USB3.0接続のとき、SSDはハードディスクより1.5~2倍以上速かった。

※ただし動作環境による。

 

 

 

USB3.0対応の機器を使う時は、パソコン前面の黒い端子ではなく

背面の青いUSB3.0端子に挿しましょう!