バレエの稽古場の冷暖 | 西優一のブログ

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バレエの稽古場の 冷暖

さて 稽古場の冷房ああるいは
暖房というのは 
どうすれば一番良いのでしょう 
私の時代的なことを言えば
 もちろん冷房も暖房もない時代で
 暑ければ窓を開ける 
せいぜい扇風機があったかもしれません

 でもその風は夏は 暖かく
冬は涼しいと言う 
なんらその助けにはなっていないものでした 
そしてエアコンなるものが生まれ
 冷暖房が自由に
人間の手に入るようになりました
 これって良いことなんでしょうか

 最近は学校でも
冷房暖房がある のが多く 
窓を開けるとかで
 冷暖を考えるなんていうのは
 もう古いのかもしれません
 でも私的に言えば 
そういった自然環境を大事にして 
その中で生きていくこと自身が 
本当はとても大事なんじゃないかと思います

 今こうして地球の温暖化や
たくさんの自然破壊が
 言われている中 
最初にそれを壊したのはもちろん人間だし
 これからも壊し続けようとしているのも
人間だし 
なんだかその中で 自分が強くなることで
 それを制御できれば 
何億分の一かもしれませんが
 自分自身のためにも
 ちょっとだけ周りのためにも 
大事なんじゃないかと思って 
やりたいと思っています

 だから稽古場の暖房も冷房も
実は私は一人でいるときはもちろん
自宅の冷暖房にししても 
つけたりはしません 
でも今時そんなこと言ってると 
今の時代に生まれた人にすれば 
地獄の環境のように思われます

 だからできるだけ冷房も暖房も
これはちょっとつけたほうがいいなと思う
少し前に着けるようにしています
でも本当はつけたくないんです

 昔 牧バレエ団でレッスンをしている頃に
 今の新国立劇場の芸術監督の大原永子先生が
いつも まあその頃は 
永子さんだったけど 
バーレッスンの時に窓を開けられると
怒られました
開けないでって怒鳴られたんです 
なぜならばレッスンというのは
一生懸命体の中をアップして
センターに行くためです
その時に外の自然環境が
体に影響するのは良くなかったんでしょう
 私もそう思います 
だから彼女はいつも開けないでと言って
みんなを制して 暑い時も寒い時も
その環境の中で最大限頑張りました 

あーそういえば冷房はない時代でも
暖房はあったと思います 
でっかいだるまのような形をした
 石炭や木を燃やす暖房があったんです 

小学校にも 冷房暖房が入る時代になりました 
それだけ人間が弱くなったと私は思います 
体を鍛えることがいちなんです
何かに頼ることは二なんです
だから常に何にも頼らずに生きていける自分 
そして自然環境と仲良くして
自然環境を大事にして
自然環境がいつまでも人間の為にあるように
それが共存なんです

自然環境を使うことによって
自然環境を破壊することによって
生きていく人間は
もう 本来の人間ではないんです 
だから人間らしく生きるというのは
 自然の中に放り出された時でも
そのまま生きていける人間を言うんです 

そんな人間に宮沢賢治じゃないですけど
私はなりたい 
そして強くいつまでも強く 
そして人にやさしく
 そして愛を持って
生きていきたいと思います