バレエのタイツ | 西優一のブログ

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バレエのタイツ
皆さんバレエのタイツ知ってますか 
知ってますよね
バレエをやってる人であれば
必ず毎日そうこの毎日が大事 はいてますよね
 ところで皆さんは
今履いているタイツ
普通にきちんとしていてとっても
足にフィットしていて
いいなと思ってらっしゃるでしょう 
ところが私の先輩たち の時は 
実は タイツらしいものはなかったんです 
ナイロンというのは 
多分戦後の相当後にできた
高性能繊維だと思います
 それ以前は綿つまり
 棉から取れるそういった素材でしか
なかったんです 
だから皆さん考えてください
 綿のタイツつまり
 伸び縮みはそんなにしない
伸びたら伸びっ放なし
洗う時にはきちんとそれなりに 縮んでは
くれるが一度伸ばせば
完璧に伸びっぱなしと言う 
まあご存知ないでしょうが
昔をとっちゃん達は
 下着に履いていたのが 
そういった形の 
パンツの下に履くズボンだったんです
 それは一度膝を曲げると
 そのまま曲げた状態で 
生地は戻ってきてくれません
 つまり 一度プリエをすると
伸びた時にはもう 膝が出てしまうんです
 だからそれを慌てて上に引っ張って
そしてまたプリエをすると
また膝が出てしまう 
それの繰り返しなんです 
想像できますか 
グランプリ1回ずつに
タイツをあげている姿を
でも実はそれが事実だったんです
 そういった時代は
 本当に一生懸命
 自分の膝じゃない膝を伸ばそうと
 上にたくし上げたり
色々な努力をしたものです
いや私じゃありません
私の先人たちです 
だからナイロンができて
 膝がプリエをしても
 出たままにならない時には 
感動したと聞いています 
そりゃそうでしょう
 見てくれだって
とても大事なバレエです
 鏡の中に膝が常に
ボコッと出ている状態であれば 
誰もあまりそれが美しいと思いません
 でもそういう時代があったんです