バレエの鏡といっても
これはバレエの稽古場の鏡のことである
バレエをする時のメイクの時の
鏡とかではなく稽古場にある鏡である
鏡のない稽古場は少ないと言えよう
まずは必ずある
それでないとバレエというものは
鏡に映った自分も大事である
カオの位置であるとか胸の位置であるとか
足の位置であるとかあらゆる角度方向を
その鏡で確認するからである
鏡をよく見る人や
鏡ばかりを見ている人にとっては
鏡は自惚れ鏡と言われるほど
自分がそれを治すために
鏡を見ているのではないという
確かに 見るということに
視点が入って直すということに
視点が入ってないからである
正確に鏡の中の自分を直すとすれば
バレエの形の中で
鏡の中の自分を治すというのは
ある方向でしか直せない
だから鏡を見すぎるというのは
とても良いことではない
自分の体の中にある鏡を通して
自分がそれをよく見る
それが一番なのである
もちろん確認の時はそれも大事だから
自習なんかの時には
自分でよくそれをやってもいい
でも先生がいる時とかに
それをあまりやりすぎると
それは弊害こそあれ
プラスにはなりにくいと思う
特に 先生が見ているのに
自分が鏡ばかり見ているというのは
あまり良い傾向ではない
そしてそういう人に限って
あまり上手にはならない
本当に上手になりたいと思えば
鏡の中の自分ではなく
心の中の鏡をしっかりと見つめ
自分がその 形を取るべきである
自習の時にはしっかりと
もちろん鏡を見てやろうが
それは自由であると思う
だからうまく鏡を使わないと
上達ということに関して言えば
なかなか難しいと
稽古場を 2箇所建てたことのある
自分からすれば
もちろん自分の独自の
自分の稽古場という意味での鏡である
その稽古場の鏡を
最初の時に作ったのは床から
15 CM ぐらいからしかあけなかったけども
二つ目に作った時は下から30 CM あげた
30 CM 上けると
あげすぎかと思うかもしれないけれど
あまり下に近づきすぎている鏡は
逆に言うと ちょっと圧迫感があって
あまり良くない
それともう一つは鏡のサイズであるが
立てを180cm ぐらい 以上になると
金額がとても高くなり
そういった事情もあって
二つ目の稽古場の時は
私は下から30 CM 離した
そうすると 180 CM の縦の鏡であっても
女性をリストをしていても
きちんと鏡の中に写るのである
もちろんリフトの時まで
きちんと上の女性の手の先まで
上に伸ばした手の先まで
映るということは難しいかもしれないけれど
ある程度それでことをえている
あまり高くまでして行くと
鏡というのは
少し歪んでいくものであるから
ある程度の大きさ以上の鏡は
まあ180が限界と思うというより
金銭的に私にとっては限界であった
でもそれで建ててから
不満を感じたことがないところを見ると
その大きさで十分なのだと思っている
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200103/08/a23414/4c/36/j/o0607108014689669159.jpg?caw=800)
しかもうちの二つ目の稽古場というのは
地下にあって
そこはコンクリートになっていて
全面コンクリートである
だから鏡を貼っても
土台がコンクリートだから
歪むことがない
これも一つの大事な要素であった
例えば木造の作りであると
その木造が歪んで行けば
鏡も歪んでいくというところになる
特に鏡と鏡の境目というものは
とてもしっかりとしていないと
歪んでくる
だから鏡の境目が歪まないコンクリートが
土台であるというのは
とても大事で
かつ美しく
見る人を
喜ばせてくれるものであった
これは素晴らしいことです