今日は数少ない通し稽古
でもないけれど
大部分は通そうという意気込みだ
有名なセルバンテスの ドンキホーテ
それをバレエにしたのが
バレエドンキホーテだ
今日はその通し稽古に近い稽古
久しぶりにやるので
何が起こるかわかんない
いつも打ち合わせしていて
終わってしまうことが多い
今日は少しそういうことじゃなく
頑張ってストーリーを通していかないと
だめだと 思う
でもどんな環境であれ
どんな状況であれ
完璧になるために
その前の 用意を しておくのが 大事
これは 何もこういった バレエに
関わることだけではない
あらゆる時に
用意周到 完璧
人を信じるんではなく
自分を信じる
普段の事においては
人を信じるけれど
芸術的な部分においては
歌も踊りもお芝居も
まずは自分が いかに完璧であるか
それをたくさんたくさん稽古してやることが
大事だ
宮本武蔵の
鍛錬 についての言葉 がある
この 鍛というのは
1000回 稽古をすること
蓮というのは 1万回稽古をすること
鍛というのは 一日一回やるとして
3年くらいかかる
錬 というのも 一日一回稽古しても
30年以上かかる
それが鍛錬ということだ
心してこの言葉を 実行すれば
何も大した稽古をしているわけではない
それぐらいの稽古をして人に見せる
はたまた勝負に挑む
それが大事だ
自らがいかに それに対して向き合うか
その量、質が問われて
完璧を求めるというところに
つながっていくわけだから
のんびりなどしていられるわけがない
夢芝居のように
幕は待ってくれない
幕の向こうにいるお客様は
楽しみに期待して来てくれる
その期待を裏切るようでは
舞台人と言えないし
そう思えば 1万回の稽古も当たり前
何も大変じゃないし
全然 甘えじゃない
大事な大事な 自分の大好きな ことを
人に見てもらう時に
いや見せる時に
少しの甘えや 妥協はないと
思わなければ
それでもって
いや それでこそ
大好きな 自分の芸術が
人に受け入れてもらえるわけだ
ありがたいありがたい