もはや洋服を買っている人は少数派
昨日、カルチュア・コンビニエンス・クラブが「ファッションに関するアンケート調査」の結果を発表しました。Tカードを利用している全国の18から69歳の男女1600名を対象にインターネットリサーチによって実施したものです。でね。結果なんですけどね。結構、衝撃的です。まず、「興味・関心があることは何か?」男性は1位が「食」、2位「旅行」、3位「車」。一方、女性は1位が「食」、2位が「旅行」、そしてここでようやく3位「洋服・ファッション」となります。次に、「ここ1年で、自分の洋服をどのくらいの頻度で購入したか?」男女合わせての回答では「2、3カ月に1回」が34.4%で最も多かった。続いて「半年に1回」が21.0%で2位、「月に1回」が17.6%で3位となりました。次に、「洋服に1カ月あたり平均してどのくらいお金を使うか?」最多は「3000円未満」で27.7%。以降「5000から10000円未満」が24.5%、「3000から5000円未満」が22.4%となっています。「使わない」と回答した人も4.6%いるらしい。どうですか?世の中には洋服(この言い方も古いですが)に興味がある人はとても少ないんですよ。そりゃアパレル業界も低迷するわけです。年齢的な差はあるかもしれないですけど、ひと月3000円から10000円までの洋服代の人が全体の75%なんですね。さらに月にかける洋服代が3000円未満の人が4人に1人って・・・。3人に1人は2、3カ月に一度しか服を買わないそうです。もちろん若い女性はもっと頻度が多いと思うし、老人はタンス在庫で済ませてしまうということだろう。2、3カ月たてば季節は変わりますから、簡単に言うと1シーズンに一度だけ服を買う、ということですね。場所としてはショッピングセンター、モールで洋服を購入する人が圧倒的に多いようです。春夏秋冬の季節ごとに、モールに出かけたついでに5000円くらい服にお金を支払う、というイメージでしょうか。この結果から想像できる「洋服を買っている人」ってのがぴったりはまるのは、モールの中心に居座る巨大なユニクロショップで買い物している人々という感じですね。もしくはユニクロに相当するショップで買い物する人ですね。とはいえ、まさに自分もそのうちの一人なんですね。これから洋服ビジネスを始める人はよくよく考えてくださいね。