奸智「・・・斯(かゝ)る愚夫にも奸智(かんち)は出易(いでやす)き者と知られぬ。・・・(山東京傳、『本朝醉菩提全傳』)奸智とは悪知恵のこと。知恵どころか悪知恵も出ず、なんの知恵も浮かばぬ我は愚かを通り越して、さて、なんというのかな。愚夫とは私のことですヨ。間違っても我がジャパンを念頭においているわけではありませんから。