律義なる者「・・・律義なる者はよろしからず。何事もうちばにかまへて、人の跡につきて利を得る事かたし。(西鶴、『日本永代蔵』)律儀とは正直で実直なこと。ここで「うちばにかまへて」とは消極的だということ。実直であったり、事にあたり慎重なのは悪い事ではない。しかし、それでは人後に甘んじ利益などとれぬと。少しは気を大きく持って、積極的にいかなあかんか。