「翌日(あした)の八木の価(あたへ)にかゆる」
(三亭春馬、『春秋二季種』)
と三亭春馬は『春秋二季種』四編の自序で述べ、寝言のような事を書いているが、これも明日食べるためと述べている。
八木(はちぼく)とは米を指す。
米の字を分解すると「八」と「木」になるからだ。
とにかく今日稼いで明日の米の代金を得なければ生きてはいけぬ。
以前、近世の相場指南書、八木竜の巻を取り上げたことがあるが、
http://a1m-grsj.blogspot.com/2009/05/blog-post_1737.html
なぜ八木かといえば、米相場を扱っているから。
最近の日本人、コメの消費が少ない。人間も社会も生き抜くには最後はコメですよ。