大小「・・・ソリヤ胸がはりさけるやうで共に涙がこぼれましたが又心を取直し世の中のたとへにも小蟲(せうのむし)を殺して大の蟲を助けるとかいふし・・・ (三亭春馬、『春秋二季種』) 常に犠牲になるのは小の虫。大の虫は救われて、世の中動いていく。 米経済の金融機関救済で「潰すには大き過ぎる」というのもコレ。 なんともな日本政治で、秘書に咎が押しつけられて、政治家が逃げおおせるのもコレか。 小の虫、なんとか殺されぬようにしなくては。