No.522

著者:真梨幸子

読了日 2019年10月31日

装丁の絵が一番怖い

 

嫌だいやだと思いながら読み、なんだかんだ言って一気読みだった

しかし、分かり易いかと言えば、そうとも言えない

 

読んでるうちに、誰と誰が話しているのか、何のことを話しているのかこんがらがり見失うことが多々あった

 

主人公がいないので、誰かを中心に話が進んでいるわけではない

複数のストーカー事件と一つの詐欺事件が、最後に繋がっているのか?

でも複雑すぎて、登場人物たちの相関図と時系列を頭の中で描き切れずに終わった

 

現実にも起きていそうな話が多くて、そこを想像すると怖さが増す

ページ数

299

読みやすさ/わかりやすさ

1/3

展開/テンポの良さ

3/3

私個人の好み

1/5

合計

5

 

2019年 194作品目「ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係」

 

私事:

これは続編ないと思う

No.521

著者:五十嵐貴久

読了日 2019年10月30日

物語の入りから、この主人公「川庄」という男は冴えない感じだった

バツイチ子持ちの38歳、ここまではいいが、コンビニのバイトで生計を立てながら、小五の息子を放っておき夜中はオカマと飲んで酒浸っている毎日を過ごす

そんな「川庄」に突如「猫探し」の依頼が舞い込む

展開が唐突過ぎると感じるのだが、それはさておき、その依頼を見事に解決したことで猫探し犬探しの依頼が相次ぐことに、その後もそこそこの成果を出した

その評判は、実力以上に一人歩きし始めた

そんな矢先に、今度は一年前に失踪した「少女」の捜索の依頼が、しかも美人の母親からだった......

 

主人公の「川庄」が、「魅力なし」の印象だったものが、物語の進行とともに、どんどん良くなっていくんですよね

鋭い観察眼と信念を曲げない行動力で真相に迫ります

 

この吉祥寺探偵物語はシリーズで、この作品が第一弾

面白いシリーズ見つけた!という思いで感動と興奮に打ち震えています

ん......言い過ぎた?

ページ数

310

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

3/3

私個人の好み

3/5

合計

9

 

2019年 193作品目「消えた少女」

 

私事:

これまで読んだ五十嵐貴久作品は「セカンドステージ」「南青山骨董通り探偵社」、特に「セカンドステージ」は良かった

主人公が子供と絡む作品はなんかいいよな

No.520

著者:伊藤瑞彦

読了日 2019年10月30日

結論から申し上げますと、面白かった

はじめての作家さんでした

他の作品がないかと調べたが、まだこの一作品のようだ

早く次の作品を読みたい

 

そもそも北海道を舞台とした物語だったので興味を持ちました

内容は、超巨大の太陽フレアによる太陽嵐なるものが原因で、世界規模の停電が発生し、その復旧にかかる時間も年単位が予想される

電気を使う機械類は、ほとんど使えない

固定電話も、携帯もネットもつながらない状況

主人公の「香山秀行」は、北海道の知床にある斜里町に出張で訪れていた時に、偶然この災害に合う

 

まさに昨今の日本に起こる天災の状況を想起させられる

長期化する停電と、それが世界規模になるとどんな影響を及ぼすかなど、とても分かりやすくシミュレーションされていて、これを只のファンタジーだと思わずにとらえるべきだと思う

実際に北海道では全道ブラックアウトくを経験してる

 

作品では、どちらかと言うと人間のどろどろした汚い部分については、あまり触れていないので、実際にはこんなもんじゃないだろうなと思うような部分があり、主人公自身も都合よく周りのいい人に助けられたり、場所が北海道で、時期が6月に被災したというのも不幸中の幸運である気がする

「香山」が関わる色々が、とても中途半端であっさり手を引くことが多く、全ての話が少し軽めだったが......

 

しかしながら、著者の文体は読みやすく物語の設定も相まってページが進んだ

さわやかな恋愛も加えられ、「人と社会」が結びつく姿を描く上で自然な形に収まったと感じる

ページ数

279

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

2/3

私個人の好み

3/5

合計

8

 

2019年 192作品目「赤いオーロラの街で」

 

私事:

次も北海道を舞台にしてほしい