No.519

著者:今野敏

読了日 2019年10月29日

〈任侠〉シリーズの物語から生まれたスピンオフ

ただただ阿岐本組にやってきてはお茶を断る気弱な刑事という印象でしたが、ほかの組にも行ってたんですね

あまり好きな登場人物じゃなかったんですが、年齢よりも若く見える設定のわりに若さも感じられなくて、小姑のような男だと思っていました

 

この作品を読んで「甘糟達夫」という刑事の有能さに舌を巻きますね!

「甘糟」自身も気づいていないようですが、彼はもっと仕事に自信を持ってほしいと思う

度胸も、筋読みもすばらしい「能ある鷹」だった!

ほめ過ぎかな?

 

内容は、傷害致死事件が発生、帳場が立ち被害者がマル暴がらみの可能性があるとのことで、先輩の「郡原」と共に「甘糟」も捜査本部の応援で参加することになる

 

半グレグループの犯行なのか?

裏に暴力団の抗争がらみなのか?

何かの偽装なのか?

 

組同士の抗争に発展しそうになっている状況を先回りして、事件解決できるのか?

「甘糟」は、この状況を止められるのでしょうか?

 

このシリーズ面白いです

「甘糟」の今後に期待!

「マル暴総監」を読みたい!

ページ数

339

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

3/3

私個人の好み

3/5

合計

9

 

2019年 191作品目「マル暴甘糟」

 

私事:

阿岐本組の面々は出てきませんでしたが、それでよかった気がする

No.518

著者:道尾秀介

読了日 2019年10月28日

はじめての道尾秀介氏の小説

 

冒頭から序盤までは、期待できた

主人公がサイコパスであるという設定も、きっと恐怖心を感じないことを前向きに利用して仕事をしたり、合法の薬剤を利用し、心拍数を上げて普通の人のように生きようと自分自身をコントロールしようとしている

面白そうだと思った

 

きっと彼は、欠点であるサイコパスという特性を生かして、物語で活躍するんじゃないかと、そんな風に想像していたら......

 

序盤が終わって早々、とんでもない行動にでた

でも、主人公が昔好きだった女性に会いに行ったときに、ここで、まさか......やらないよな......やめてくれよ......と願ったのに、あんなことをやってしまう

 

しかし、中盤から、あれあれどういうことだ?

ありえないことが起こります

不可能に思えることが......

そしてどんでん返しと、徐々に明かされるカラクリ

読者は驚く

こんなのずるくないですか?

はじめに思っていたのと全然違う展開だった

全然好きじゃない!なんだそれ~

 

最後にいい話のようにまとめているけど、まとまるわけないよね

続編あるのかな

ページ数

273

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

2/3

私個人の好み

1/5

合計

6

 

2019年 190作品目「スケルトン・キー」

 

私事:

初めて読む小説がこの作品でよかったのかな?

No.517

著者:似鳥鶏

読了日 2019年10月27日

「さよならの次にくる〈卒業式編〉」の後編です

 

〈卒業式編〉で伏線になっていた部分、「断章1~3」の謎もすべてここに明かされます

 

〈卒業式編〉で「伊神先輩」と連絡がつかなくなったことは、第二話「中村コンプレックス」が、大いに関係している

 

〈卒業式編〉で「伊神先輩」の実家が転居届されていなかったのは、第三話「猫に与えるべからず」に関係している

 

〈卒業式編〉の最後、第四話がなぜあんな終わり方だったのか?

「伊神先輩」あんなに素っ気ない行動をとったのか?

〈新学期編〉を後半まで読めば、「納得」の内容です

 

なぜ、第三話のような内容の話を〈卒業式編〉に盛り込まれたのかも、なるほどでした

 

「断章」の謎についても

「天童先生」って?

「脅迫状」とは?

愛心学園の女生徒と「伊神」との関係は?

 

悪者だと怪しんだ人も、悪い人ではなくて

後半で、謎がまとめてドカッと解明される点なんかもスッキリした

きちんといい話でまとめられていて、最後は少し感動したし

 

名探偵「伊神恒」という人の人間的な奥行きが、少し見えた気がする

ページ数

302

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

3/3

私個人の好み

3/5

合計

9

 

2019年 189作品目「さよならの次にくる〈新学期編〉」

 

私事:

「柳瀬さん」ヒロイン交代の危機かと思ったが、どうなるのかな?

「渡会千尋」の苗字が「度会」と表記されている誤植のところがあって残念、間違いだと思うので、こういうのやめて欲しい