No.544

著者:綾辻行人

読了日 2019年11月23日

本作品は「館」シリーズの正統な第八弾だと著者もあとがきで語っていたが、私は別系統のものだと勘違いしてしまって、ずいぶんと作品をスキップしてしまった

 

まだ「十角館の殺人」と「水車館の殺人」までしか読んでいないとは言え、本作品は、いつもの「館」シリーズとは雰囲気が違う

 

作品の名前は「びっくり館の殺人」とポップなネーミングで、主人公も小学生という設定

学園ものの連続殺人を予測して読むと、そういうたぐいでもなく、怪奇的でホラーの要素が強い作品のように思う

 

これまでの作品のように、客観的な謎解きや犯人の告白のようなものはなくて、あくまでも語り手である主人公の主観的な推理を真相らしきものと受け止めるしかない

 

もちろん、序盤の伏線が最後に回収されるので、ある程度は納得できるのだが、謎が謎のまま放置されている部分もあって、ラストのシーンをどう受け止めていいのやら......

ページ数

290

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

2/3

私個人の好み

2/5

合計

7

 

2019年 216作品目「びっくり館の殺人」

 

つぶやき:

本の中に出てくる人形の絵や人物の描写が怖くて、視界に入らないように左手を被せながら読んだ

No.543

著者:麻見和史

読了日 2019年11月22日

如月塔子シリーズの麻見和史氏の公安もの

 

公安ものを読むときの特徴だが、警察官が正義の味方だという感覚は完全に失われてしまう、彼らにとってそんなものは絵空事だからだ、だから読むほうも、それを覚悟しなければならない

 

内容のポイント3つ

①冒頭の猟奇的な死体遺棄事件と本編の序盤の少年犯罪がどう繋がるのか?

②なんで所轄の少年係の女刑事が、公安へ突然異動になったのか?

③内通者は誰か?

 

人間不信になりそうな中で、その嫌気に耐えながら読みましょう

ページ数

322

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

2/3

私個人の好み

2/5

合計

7

 

2019年 215作品目「共犯レクイエム 公安外事五課」

 

つぶやき:

公安ものは利用したり、されたり、騙したり、されたり

とにかく内内も、内外も信頼関係が希薄で、公安の都合みたいなものが乱暴すぎて横暴すぎて理解できないし、ヒーローらしくないし、好まない

No.542

著者:小林深亜

読了日 2019年11月21日

初めて読む作家さん

タイトルから、かなり怖めのホラー要素を身構えてしまう

「医師狩り」だなんて、人が死んだりするのだろうか?主人公のライターの女性も危ない目に合うんじゃないかと、ハラハラしながら読む

 

古き村の閉鎖的な因習、カルト性のある信仰

きっと何かある

 

でも、のどかな村でいい人ばっかり出てくる

きっとこの後に、村人の裏の顔や狂気があるのを予想しながら読み進めるのだが......

ページ数

213

読みやすさ/わかりやすさ

3/3

展開/テンポの良さ

2/3

私個人の好み

2/5

合計

7

 

2019年 214作品目「医師狩りの村」

 

つぶやき:

冒頭から途中まで、ホラー的要素が強くてぐいぐい読ませる力を感じた作品、でも真相にたどり着いたときに、読者がどう考えるかは、それぞれだろうね