愛は言葉の壁を越えるのか -167ページ目

飛んで火に入る…

彼からの

とりあえず一生懸命な感じのメールに

自作からの引用とその解説がありました


なんだか韻を踏んでいるようなので

たぶん詩の一節かな?


"Because of his love for light, dies the butterfly of the night"


 In this little sentence, I am talking about these little butterflies

 that goes out at night and burn their wings because of their

 irresistible attraction for the light of the lamps.


 And because they love light, they die.

 So sad to die because of a deep love for light.

 What can be more sad?


なんか日本にも似たような文章があったような…

でも風情がちょっと違うなあ


飛んで火に入る夏の虫、って

自分から災いに飛び込んでいくことの例えですよね


なんとなく

悪者が口にするイメージがあります

まんまと罠にかかった相手の愚かさを

せせら笑うような


彼の引用の前後には

そのことが彼自身にとって何を意味するのか

あるいは

わたしに何を言いたいのかが書いていないので

何のための引用かよくわかりません


どう考えても

わたしが火に飛び込む蝶々ではないから

彼は自分自身を小さな蝶々に例えているのかなあ?


じゃあ火は?


切望しているもの

幸福で愛情に満ちた理想の恋愛?


でも

それを手に入れたら死んじゃうのだから

命がけで望んでいる、と言いたいのかな?


彼が自分についてよく使う表現のひとつに


desperate for love


というのがあります

つまりそういうことかな?


この解釈が合っているかどうか

近いうちに聞いてみようと思います


そして

日本の慣用表現も教えてあげようっと

主語のyou

自分の意見を述べあう討論、ではなく

相手の気持ちを考える、という日本式にトライしてみてほしくて


「あなたが嘘について送ってくれた3通のメールを読んで

 わたしがいまどんな気持ちか想像して書いて送ってみて」


とリクエストしてみました


主旨がわからないだろうなあ、とは思ったのですが

それでも

これから長い付き合いになるかもしれないことを考えたら

黙って不満を抱えることはよくないと思い

とりあえずダメモトでも言ってみよう、と思って


そうして5日目

彼から届いた長いメール


それはたとえるなら

わたしが彼に向かってボールを投げたら

彼は悩んだ挙句

空のグローブだけをもって

手ぶらでこっちに走ってきた、という感じ…


ボールはキャッチできなかったけど

ボールが飛んできた、ということは

なんとなくわかってくれたのかな?というような


返事の文章のほとんどは

相変わらず彼の気持ちで埋め尽くされていはいましたが

以前のように

いかに自分の人生が困難だったか、

いかにいま自分が大変か、

いま自分が何かをできないことについてその理由を並べる、といった

いままでわたしがちょっと眉根を寄せてしまうような内容は

ほぼ皆無


そして

気づいたのは

主語としての you が多いかも、ということ


今まではとにかく

彼の文章の中心はほとんどが I または my でした


I am...

I would love to...

I can't...

The problem is my...


の連続


でも今回は


You can be sure that...

I think you know that...

You don't even have an idea about...


わたしを主語とした表現が若干多いようです


わたしが

無理を承知で、でもちょっと期待していたような返事ではなかったけれど

それにもかかわらず

読んでいてわたしの気持ちが明るくなったわけですから

ほんの少しだけ

通じたかなあ


それにしても


I know that you were born in a so beautiful country.

The country of the rising sun.

How is it possible not to love the country of the rising light?


というのは

いささか日本を美化しすぎではないかしら???

キャッチボール度

メールのいいところは

自分の言いたいことをじっくり書ける点です


チャットと違って

相手にさえぎられることがないし

辞書も落ち着いて使えます


それからもちろん

相手の文章にもゆっくり目を通すことができて

わかりにくい部分は何度でも読み返せます


でも

彼とのメールのやり取りの最大の難点は

キャッチボール度がとても低いということ


こちらが

一生懸命言いたいことを綴ってみても

彼からの返事はそれらと関係なく

彼の事情というか都合というか

時として言い訳とも取れるような内容が

文面のほとんどを占めます


わたしの言葉のうち

自分とって都合の良い部分に対しては


You are very right to say so.


と返事らしきコメントが返ってくることもありますが

触れたくないことについては

全くのノーコメントです


わたしがわたしの事情や気持ちを書き

彼は彼の都合や意向を書く、

となると


いきおい文通というよりは

弁護士の弁論のような感じになってしまい

そのことがときどき

わたしにとってはちょっとしたストレスになるみたい


お互いが自分の主張をするだけでは

別に陪審員や判事がいるわけではないので

どこにもたどり着けません


つくづく

ディスカッションて苦手だなあと思います

仕事でならいくらでも平気なんですけどね


とにかく

彼とキャッチボールがしたければ

やっぱり早々にチャットを再開するしかないかなあ


会って話ができれば

一番いいんですけどね…