お茶いっぷく〜 昔懐かしい東映時代劇のこと | 吐夢の映画日記と日々の雑感

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戦前のフランス映画が大好きです。

あなたはどんな映画がお好みですか??

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


 

 

 

お茶いっぷく〜

こんにちは。

ちょっと一息入れて

 

今日は

昔懐かしい東映時代劇のこと書いてみます。

 

 

男の子は、風呂敷で覆面とマントを付け、

女の子は、さらわれるお姫様役を...

役を奪い合い、日の暮れるまで遊んだ...

 

鞍馬天狗、怪傑黒頭巾、紅孔雀、白鳥の騎士、白馬童子 水戸黄門

子供だけでなく大人も喜んだ時代劇

 

芸術作品とまでなったものもある

宮本武蔵 大菩薩峠、椿三十朗 血槍富士 雄呂血 眠狂四郎 忍びの者

などなど、順次書いてまいります。

≪東映のチャンバラ映画≫

 

 

千葉周作の北辰一刀流

柳生石舟斎の無刀どり

柳生十兵衛の柳生神陰流

宮本武蔵は二刀流

机 竜之介は音無しの構え

眠 狂四朗の円月殺法

源氏九朗の濡れ髪一刀流

 

そして、旗本退屈男ー早乙女主水之介は諸羽流青眼くずし

 

わたし達が子供のころ、風呂敷をかぶったり、巻いたりして

男の子等は竹棒を振り回し、

鞍馬天狗だの、怪傑黒頭巾、白鳥の騎士、白馬童子とやらに

なりきって遊んでいたっけ。

 

だから、作り話の多い中でも少しは史実に関係のあることも

出てくるチャンバラからいろんな物を学んでいたと思う。

 

そして、それよりもっと旧い映画だのその頃は、

親達も良く知っていたので、生まれる前のことも結構

家庭で学んでいたようだ。

 

私なども、中学生の頃は山手樹一朗が大好きで

ご近所に住まれていた工業高校の校長先生がお好きなこともあって

よくその樹一郎物を貸し借りしていた、

 

樹一郎と言えば代表作は”桃太郎侍”

あのころ、樹一郎は人気作家であったと思う。

 

と、チャンバラにも原作はあるもので、

結構面白いというか ええーあの人の って言う作品が多い。

”新吾十番勝負”--大川橋蔵ーなどは川口松太郎である。

チャンバラは何で、人気があったか?

 

筋と言えばいろいろと組み立ててはいるが、

史実には忠実でもない、どうと言って善者と悪者が戦うだけの

ことなのに。

 

これは、やはり、昔の人はラジオの時代から

歌舞伎だの、落語だの浪曲だのというものが娯楽で

大人達はよくその筋を知っていた。

 

小さい頃 うちだけでなく、よそのお宅でも

おばあちゃん、おじいちゃんが合戦の話しや、浪曲の筋だのを

孫達に話してたりしてた。

 

そういうたくさんの題材がチャンバラのネタにもなると、

オオーッツと耳を傾けて聞き、映画をみてもあああれかと

いう面白さ。

 

先は分かっていても分かったとおりになる楽しさが

あったからである。

清水の次郎長の子分の名前を全部知ってる面白さ、

忠臣蔵の四十七士の名を全部知ってたり

そういうのを親が知っていたから、結構卓袱台囲んで

話してたのではないかと思う。

 

そして、東映時代劇の全盛期ーー昭和30年から38,9年まで

は、すごい勢いで封切られたものだ。

 

片岡千恵蔵ーーー遠山の金さんのシリーズもの、

        任侠東海道、忠臣蔵 新撰組、国定忠治        

市川歌右衛門ーー旗本退屈男のシリーズもの、

        赤穂浪士、髑髏銭、無双剣シリーズ

大友柳太郎ーーー怪傑黒頭巾、むっつり右門捕り物帖シリーズ、

        丹下左膳、鳳城の花嫁、

大川橋蔵ーーーー新吾十番勝負シリーズ、若様侍捕り物帖

        雪之丞変化、股旅物、恋山彦、

中村錦之助ーーー一心太助、里見八犬伝、紅孔雀、笛吹き童子

        獅子丸一平、源氏九郎颯爽記、野次喜多、

        瞼の母、沓掛時次郎、

        剣は知っていた紅顔無双流

書き出せば切りがない。

柴田錬三郎、吉川英治、長谷川伸、大仏次郎、山岡荘八、

村上元三、直木三十五、佐々木味津三、林不忘、司馬遼太郎

などなど、

大衆時代小説と呼ばれた全集を買ってもらったっけ。

 

原作が良いとか、映画が良いとかそんなことより

どっちも楽しめた。

神州天馬峡、鳴門秘帖、宮本武蔵、

吉川文学など大人も子供も楽しめた

痛快娯楽時代小説ーー→痛快娯楽時代劇へ

ずいぶんと映画化されていますね。

 

美空ひばり、東千代の介、大河内伝次郎、新藤英太郎、月形龍之介

堺駿二、若き里見浩太郎、そうそう、伏見扇太郎なんていたわ。

 

ーーメモーー

旗本退屈男の姿、形、ファッションのこと!

トレードマークの眉間の三日月傷ー歌舞伎の馬盥(たらい)から

とったもの、

この狂言は明智光秀が信長の意を受けた森蘭丸に

顔を傷つけられたのだが、その傷をそっくりそのまま

頂いてイメージ作りをしたのだそうだ。

だから、主水之介の紋所も明智光秀と同じ”桔梗”の紋だ。

歌舞伎(仙台萩)の仁木弾正のような凄みのある役が付けている

かつらをまねた形をとり入れたのだそう。

マゲの両側からツバメの翼のように毛が張り出している形。

あの派手な衣装ーーシリーズ化されて徐々に派手になっていったが

白黒のころから、結構派手だったそうだが、

撮影所に見物にくるお客様へのサービスもあって、派手にした

嘘か本当かーーあの時代だったら、それもあるかな?と。

 

歌舞伎界出身の役者が多かった東映のスターたちーー

踊りの名手も多く、歌舞伎の世界の物語も知り尽くした

役者達が作り上げた東映城の住人によるチャンバラは

おもしろくないはずはないのである。

ビデオの時代の我が家は

時代劇の山でした。

今日のドロン君

 

 

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