とっても久しぶりにアメブロに書きます
とっても久しぶりだけど楽しいとは言えない内容ってのが残念なのですが。。。
自分の思いの記録として残そうと思います。
長いので、素通りして戴いても大丈夫ですよ☆
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それは、今年に入り、仕事始めも済ませ日常が戻ってきた頃。
突然、「昨日とは劇的に違う今日」がやってきました。
くも膜下出血で父親が急逝。
誰もいない自宅で、お風呂に入ろうとして症状が起こったそうです。
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ある日の夜、外出先で、携帯に母親と弟から着信が入っていて、電話をかけ直したら、
「○○病院に今すぐきて!!」
ココロがもやもやしました。
どこかで「きっと大丈夫、手術とかやで」と思う気持ちと
「もしかしてもう手遅れやったりするんかな。。。何で家出る時声かけんかったんやろう」と後悔する気持ち。
色んな思いで押しつぶされそうでした。
一握りの希望を握り締めて駆けつけた病院。
・・・・・もう手遅れでした。
別に脳に異常があったワケでも、高血圧だったワケでもありません。
12月、頭が痛いということを母親から聞いていて、おかゆを食べているのを数日見た程度。
お正月には皆で初詣に行った。外食もした。「いつも通り」でした。
なんにも変わらない「日常」でした。
救急車で運ばれて蘇生措置をそのまま行ったであろう簡易ベッドに横たわる父。
口から酸素を送り込まれているから、ただ寝ているだけのように見えた。
「ご臨終です。時間申し上げてよろしいですか?」
そんな台詞をお医者さんが言う。
ドラマみたい。
ほんまにそんな感じなんや。
そうどこかで思う私。
言葉が何も出なくて、宙に浮いているようでした。
母親が「何寝てるの!?起きて!!」と涙声で揺さぶる。
私は父親の手を両手で握りました。
「おとうさん」としか言葉が浮かばず、声すら出ませんでした。
涙がぼろぼろと溢れました。
父の手は、まだやわらかいものの、もう指先が冷たくなっていました。
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そこからは怒涛の日々。
ひとりの人間がいなくなるって、こんなにも大変なんだって実感しました。
ひとりで亡くなると事件性がないか、事情聴取があり。
その合間をぬって親戚縁者、会社関係に連絡。
警察の方同行で、自宅の証拠写真撮影。
翌日朝から検死結果を聞き、葬儀屋さんと相談して段取りしたり、必要な書類や荷物を取りに行ったり。
一瞬も気を抜いてはいけないという思いがあり、誰の言葉も聞き逃さないようにしました。
(もうあんまり覚えてないけど)
亡くなった3日後が友引だったので、翌日がお通夜。翌々日が葬儀。
両親の親戚関係は皆遠方から駆けつけてくれました。
親戚の方々はじめ、お通夜や葬儀に参列して下さった方々、お坊さん、
ほんとにほんとにあたたかい空気の方ばかりで、感謝しきりの二日間でした。
そして手続き手続き手続き書類書類書類・・・・・小難しい文章たちに母と頭を悩ませぐるぐる。
必要な書類を後からあとから伝えられる。
「最初に言うてくれ!!」とふたりしてぶつくさ言い散らしてみたりしました
そんな日々を過ごし、もう四十九日経ちました。
あっという間のような、まだこんなもんなのかというような。
不思議な感覚です。
最近時間がふとできると、
小さい頃父親と公園でキャッチボールしたこと。
部屋で流れていたレコードの音楽。
父親の声。
ぽつぽつ思い出します。
いつから手を握って歩かなくなったんだろう。
大好きなお父さんの手から離れたのはいつからだろう。
そんなことを考えてはまた日常に戻る。
孫を見せることも、結婚することも、相手を見せることもできなかった。
親がいなくなると急にそんな「後悔の念」のようなものも生まれたり。
さっきまで笑っていたのが、何かのきっかけで急に悲しみの波が押し寄せてきたり。
ほんと、なんとも言えない色んな感情がやってくる。
自分で自分の感情が不思議でなりません。
そんな?私の今の趣味の起源はだいたいが父親の影響。
音楽、写真、本、歩くこと・・・
遺品を整理していたら共通項が出てくる出てくる。
小さい頃からの無意識の影響って、すごいです。
父は、器用だから何でも「それなり」にできちゃったんです。なんて羨ましい。
私は好きだけど、それにも負けない面倒くさがり屋&飽き性。
だからできないことが多い。
勉強もできて、スポーツもできて、歌もそれなり。
ひとつ質問したら20くらい返ってくるのがたまにキズ(笑)でしたが、尊敬に値する父親でした。
私はこれからひとつずつ、父親が遺したものと触れ合っていこうと思います。
本は哲学書とかばっかりで到底理解できなさそうだったからどんどん売っていってますが(笑)
まずは・・・遺してくれたカメラから・・・かな?
遠くにいるようで近くにいる父親に、また会えた時胸を張って再会できるように、
無理はせず、自分のペースで楽しみながら頑張っていこうと思います。