浪江駅からは、3方向に道が続いている。

 

まず、左側の北方向の道。300m先に浪江幼稚園がある(はずだ)。

 

〈浪江幼稚園へ向かう道〉

 

動いているのは信号だけ、人気はない。

 

真ん中の道は東方向で商店街が町中心部に続いている。

 

100m先に浪江郵便局があり、もちろん営業している。

 

〈浪江郵便局へ向かう道〉

 

右側(やはり東方向)の道は広くメインストリートのようだ。

 

高速バス乗り場や新聞社の福島民報社などの入ったビルがある。

 

〈高速バス乗り場方向、軽自動車が1台〉

 

軽自動車が1台、駅の送迎に現われて、あっという間に去って行った。

 

 

どうして人がいないのか?

 

避難指示が解除されても、まだまだ町民が戻っていないことは

 

聞いていたが、7月8日㈯日本経済新聞

 

「この数字・1%台 福島原発周辺住民の帰還率」を読み納得した。

 

 

記者はこの記事で、今春避難指示解除の4町村のうち、

 

原発に近い浪江町富岡町の住民の帰還率が1%台にとどまり、

 

浪江町は234人と住民登録数15,144人(解除されていない地域を除く)

 

の1.5%にとどまっているとしている。

 

そして、地元での子育てに不安を残す若い世代が帰るには、

 

細かい対応をとれる体制づくりが必要と結んでいる。

 

 

帰りの電車に乗るときに、浪江駅ホームの裏側(南西側)で建物

 

を新築しているのを目にした。

 

〈浪江駅ホームから南西側を望む〉

 

多くの町民が安心して戻れるようにしてほしいものだ。(おわり)

 

(2017.7.22)

浪江駅前広場には、タクシーが1台客待ちをしていた。

 

運転手と目が合ったが、私は利用しない。

 

もう1台、マイクロバスまでは大きくないのだが、企業が送迎のために

 

使うようなワゴン車が止まっていた。

 

これは10人乗りのジャンボタクシーで、浪江町に帰還した住民の足に

 

なっているものだ。

 

※浪江町HP「デマンドタクシー運行事業」参照

 

ちなみにJR常磐線運休区間代行バスもあるようだ。

 

〈浪江駅の常磐線代行バス乗り場〉

 

駅前広場を一回りしたら、目に着いたのがこの看板だ。

 

〈町内全域防犯カメラ作動中〉

 

電柱に黄色地に赤い文字で書かれていて、いやでも目に入る。

 

監視カメラらしき丸いものも見える。

 

その下の広告看板は、電柱によく取り付けられているものだが、

 

よく見ると「東京電力」ではなく、「東北電力」だ。

 

ご承知の通り、事故を起こした東京電力は福島県に電力供給はして

 

いない。ここでは「東北電力」の電気が使われているのだ。

 

何たる皮肉!

 

町内全域を監視しているというのも不思議だが、震災・原発事故

 

以降、避難した民家や商店・コンビニを狙った泥棒が出没したので、

 

それを防ぐための防犯「監視」カメラなのだろう。

 

悲しい話だ…

 

ちなみに、浪江駅入口にはこんなポスターが左右に貼られている。

 

〈浪江駅入り口に貼られた営業再開の告知ポスター〉

 

せっかく浪江町に来たので、知っている人でもいれば訪ねたい

 

ところだが、観光気分と見られるのは不謹慎なのでは…と思い、

 

あちこち移動するのはあきらめて、駅前商店街を少し歩いてみること

 

にした。(続く)

 

(2017.7.18)

 

常磐線上り列車(130M)は浪江駅に到着し、2両編成の電車からは

 

3人が下車した。

 

〈浪江駅の常磐線電車〉

 

浪江駅は今年4月1日に復旧営業再開した雰囲気を保っていた。

 

相対式のホーム間には仮設通路が作られ、そのまま改札に行ける

 

ようになっていて便利だ。

 

ただし、上り方面は仮囲いが作られていてその先には行けない。

 

〈仮設通路から上りいわき方面を望む〉

 

私以外の乗客はもう改札から外へ出ていて、駅構内にいるのは

 

運転士、車掌と駅員各1名。

 

年配らしき駅員の顔の下半分はマスクでしっかりと覆われていた。

 

そういえば乗務員は折り返しで交代してからずっと乗務員室に

 

留まり、他駅でよく見られるようにホームで休憩している様子はない。

 

〈堂々たる浪江駅駅舎正面から〉

 

駅の待合室は人っ子ひとりいない。かつてキヨスクがあったことが

 

想像されるが、今は営業していない。

 

駅舎から外へ出ると…(続く)

 

(2017.7.16)