浪江駅前広場には、タクシーが1台客待ちをしていた。
運転手と目が合ったが、私は利用しない。
もう1台、マイクロバスまでは大きくないのだが、企業が送迎のために
使うようなワゴン車が止まっていた。
これは10人乗りのジャンボタクシーで、浪江町に帰還した住民の足に
なっているものだ。
※浪江町HP「デマンドタクシー運行事業」参照
ちなみにJR常磐線運休区間の代行バスもあるようだ。
〈浪江駅の常磐線代行バス乗り場〉
駅前広場を一回りしたら、目に着いたのがこの看板だ。
〈町内全域防犯カメラ作動中〉
電柱に黄色地に赤い文字で書かれていて、いやでも目に入る。
監視カメラらしき丸いものも見える。
その下の広告看板は、電柱によく取り付けられているものだが、
よく見ると「東京電力」ではなく、「東北電力」だ。
ご承知の通り、事故を起こした東京電力は福島県に電力供給はして
いない。ここでは「東北電力」の電気が使われているのだ。
何たる皮肉!
町内全域を監視しているというのも不思議だが、震災・原発事故
以降、避難した民家や商店・コンビニを狙った泥棒が出没したので、
それを防ぐための防犯「監視」カメラなのだろう。
悲しい話だ…
ちなみに、浪江駅入口にはこんなポスターが左右に貼られている。
〈浪江駅入り口に貼られた営業再開の告知ポスター〉
せっかく浪江町に来たので、知っている人でもいれば訪ねたい
ところだが、観光気分と見られるのは不謹慎なのでは…と思い、
あちこち移動するのはあきらめて、駅前商店街を少し歩いてみること
にした。(続く)
(2017.7.18)


