インターミッション(節分) | 地球の日記☆マーク♪のblog☆

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この地球は今大きく変わろうとしている。自国主義からコロナ禍を経て、調和・融和へとイノベーション(変革)し、人生100年時代へ向けて脱炭素の環境優先へとベクトル(地球的エネルギー動向)が動いた。
常に夢を持って波に乗ろう!

七福神めぐり」も、ほんとは

一日で周れる2、3時間の5kmでしたが、

今回は車椅子、ベビーカーほか初心者コースとあって

参加者で協議の結果、

前段と後段の二日に分けて欲しい

という要望が複数出たので、

ま、健康ウオーキングのすそ野を広げる

ためには、ある程度の妥協も寛容し、

皆で楽しい思い出づくりをしよう!

と前段は1月19日(水)実施しました。

 

その日、午後1時半から練馬区文化センターに集合し、

マスク装着確認、消毒、検温し間合いを取って~白山神社(毘沙門天)~

大鳥神社(恵比寿)~東神社(弁財天)の三社参詣だけにとどめ、

後段を2月9日(水)として残り4社を皆で周ろうじゃないか。

 

という事になり、前段はお日柄もよく風もなく、コロナ禍の運動不足を少しでも

解消すべく

和やかに愉しく皆でコロナ封じの参詣めぐりをしてきましたが、

その後の作戦会議で、

後段の集合場所を決議したまでは良かったのですが、

後日、折からの都内感染拡大過去最多

の1万人越えの報道を受けて、

 

これはマズイと不安がよぎると共に、

まもなくマン延防止等重点措置で、

後段後篇は一時見合わせとなった。

 

ま、神様は逃げない、いつでも参れる

との観点から、後段参詣実施は一時

自粛し、収束方向に下振れするまで

延期するのも賢明な判断と見做し、

神様方には申し訳ないが落ち着くまで待って戴くことにした。

 

待てば海路の日和あり。

急がば回れ。

待て、そして希望を持て!

 

しかし、その間、われわれには

すべき事が有るのです。 

 

そう、2月3日の節分の日だ。

 

翌日、立派な立春を迎えるために、厳かな儀式がある。

 

そう、善男善女がこぞってしなければならない通過儀礼だ。

 

バレンタインデーのチョコ屋の景気をチョコッと良くする前に

江戸前海苔屋を繁盛させんと仕組まれた

とも斟酌でき、また土用うなぎに匹敵する伝統行事。

 

そう、恵方巻きの古来由々しき大儀式である。

 

今年の恵方は、映画の題名にもあった

北北西に進路を取れ!だ。

なぜ毎年変わるのかよく分からないが、

YouTuberのルビーさんも言ってたが

なぜ細かく分けるのか東南西北じゃいけないのか?

これも方位計屋と結託しているのか、と疑いたくなる。

 

しかし、節分やら、立春は毎年来てるんだな。

コロナ禍前の節分でも……

やっぱり、黙食だったんだな。

と、古文書から読み解ける。

以下に、その古文書(拙ブログ)を再掲する。

 

 

 

本文はここから
 

早いもので明日が立春。 で今日が季節を分ける節分。 

と暦では云うがまだまだ油断はできない。高どまりしてるが油も断てない。

 

で、今日2月3日は豆まきの日、こども園では。

ただ、今はその傾向も変わってきているようだ。

園児を無闇に怖がらせて何の徳があるんだ。

と言う声も……。

 

 

一方、我が家では、予算があれば柊(ひいらぎ)と

鰯(いわし)の頭を

扉の外にかけて無病息災を願う。

 

それを見てか、なんとかのしょうにんのご婦人(美人)が訪ねてこられた。

 

まず、そのことを賞賛して最近はあまりみかけません。とおっしゃる。

 

多分信心深い素直な家だと思ったのだろう。

 

しかし、なんとかのしょうにんさんも柊と鰯を飾るのか。 世界共通だな。

 

この柊ってなんだかビールのおつまみの枝豆のさやに似てるな。

そしてそのハイソ風の

ご婦人と、いっとき会話を

楽しんだ。

またひとつ世界が開けた。

 

 

そしてお昼がきた。 

 

昨日から方位とか磁石を用意して待ちに待った恵方巻きの時間が。 

じゃじゃじゃじゃーん。

 

 

先ずはおぶー、国太楼の抹茶入りおブー緑茶を用意して、

 

邪魔が入らないようにドアに鍵かけて

 

食べてる途中電話がかかってこないように、

 

留守電マナーモードにして、

 

きっちり北北西に正対して、

 

まず深呼吸。

ふぅー。

 

 

そしておもむろにマスクを外し

袱紗の上に畳んで置いて、

国太楼の緑茶を一口啜って、

お懐紙で拭った後

やおら神前に礼をし

 

左手には黒光りする、

長さ一尺もあろうか、

口径五寸とも思える

黒々と底光りする黒毛和牛の

恵方巻きを構える。

 

では、いざ。 

(緊張が奔る)

 

 

入ります!

 

 

ごめん!

 

がぶっ、 

 

いいかぶりっぷりだ。

この分だとすんなり胃の腑に

納まりそうだ。

 

と、油断したのか、

諸歯の間から、

 

おおっとっ、あぶないあぶない、たまご焼きがこぼれそうになる。

 

慌ててもう一方の手で受けて押し込む。

 

冷やっと汗がタラーリこぼれる。

油断から生じた心の乱れを正すも、

玉子の一郭が崩れたのでほかのかんぴょうとかも

表層雪崩の気を催してきたようだ。

いかん、なんとか押しとどめないと……。

 

この黒いのまで……

これは何だ?

ん?黒毛和牛のテールシチューか?

ボロボロ崩れてきた……。

 

 

目がさまよい、おろおろうろたえる……

 

恵方巻きがポロポロ、ボロボロ崩れてきた。

もはや巻巻きの様相を呈していない。

 

口をあぐあぐして、

なんとかこぼれないように繕うが……

 

あ、おい、いかん、声を出すな!

喋るなー❗️

今しゃべったら、これまでの苦労も水の泡……

 

 

あわてるな、おちつけ、たかがのり巻きのちょん切ってない長い塊ではないか。

 

ううっ、ぐ、ぐるじい~~。

 

プアーっと

 

恵方どころか一面に赤や黄色黒い具を撒き散らした。

 

 

 

 

あーぁ、やっちゃった……。

 

すっかりしょげて、腑が抜けてしまったようだ。

 

 

おい、しっかりしろ!

 

うろたえるな、みっともないぞ、

たかが、こんな一本の喰いもんぐらいで。

 

 

ほら、おぶー、茶を飲め呑め。

 

あっ、あつっ、あっちちち。

 

 

 

カアーット! コラァ、声出すなって言ったのに。そこ、何やってんだ!

 

 

何回本テスやらすんだ?

もう、恵方巻きあと1本しかないぞ。

気合が足りんのじゃないか?

 

これを見事黙食してコロナ過から国民を救う。

という自覚、ミッション、使命感が画面から伝わってこんから

こんな一尺の恵方巻きにも侮られて、

無様にオタオタ軽口を開くようになる。

 

いいか、もうあと1本しかない。

フィルムもあと一回分しか尺が無いぞ。

命懸けで呑み込め!

 

 

 

心して、身命を賭して

命懸けで、胃の腑に見事納め切るように。

 

それでは、皆の者もご一緒に!

 

ちょっ、ちょっと待った、タンマ。

さっきから縦つづけに何本も喰ってるから、

ちょっと、休ませてくれ。

 

何言ってんだ?

明日はもう、春だぞ。立春だ。

食い切らんと、俺たちに明日はないぞ

明日に向かって食え!」

 (吟)