ハンセン病の一端を知った。
ハンセン病の方々と施設を詩の朗読とナレーションで綴ったドキュメンタリー。
らい病菌という細菌で抵抗力のないものが感染する世界的な病気。
今はプロミンという特効薬で二日で治ると元患者の証言。
詩はつくるものではなく、自然とうまれてくるもの。
などから私の感想は、
①、朗読とゲスト生トークの吉永小百合さんは「青春時代の声のトーンが基調となっているのか、明るくふるまう勇気づけるキャラクターを保ち、感謝を忘れない謙虚さ」だからいつ見ても偶像、神格化のオーラにまとわれている。ゆえにどの角度から撮った写真も立体観音様のよう。
②映画に厚みを持たせるために一方の言い分だけでなく、多方面の声も取り入れたらほかの難病対策にも有効な側面も見いだせるのではないだろうか。
たとえば、「らい病予防法」で隔離が必要とか、遺骨になっても故郷に帰れない不条理に人間としての権利(人権)を不公平に扱う国内法は、ナチスのユダヤ人収容所のようでもあり、日本の文化程度、民意度が成熟していないのではないか。
つまり劣るものにはフタをして隠してしまえというごまかしの拙速時代があった事実も知った。
しかし、そうすると内閣法制局はそうした憲法と特措法とのかい離、矛盾についてはどう討議し、どう諮ってなにをもって日本の将来、未来のかじ取りを決定したのか。
他国の同問題対応策はどうだったのか?実施例を資料から探っていくことは困難だったのか?
そこまでふみこんだ映画の続篇をつくって、単なる政府いじめで自己満足することなく、同じ日本人として、共通の問題、課題に突っ込んだ、二度と同じ間違いを起こさないための認識をもって連帯意識を共有する人道という底辺の真に広い、しかし人間共通の生き方をさぐっていく、ひとつのきっかけになったのではないだろうか。
こういう問題は数の論理などでなく、劣っていると思われているものに新たな愛の光を、空気をいれて長所を伸ばすことで自ら機能してくることもあるということを感じた。