第94代新首相に菅民主党代表
鳩山首相の後継を選ぶ首相指名選挙が4日午後、衆参本会議で行われ、民主党・新代表の菅直人氏が第94代首相に指名されました。
消費者相には、蓮舫参院議員か?
<主要国の反応>
中国 日中関係重視の姿勢歓迎
6月4日 菅直人氏が新しい総理大臣に選出されたことについて、中国外務省の馬朝旭報道官は談話を出し、「菅新総理大臣は、これまでに日中関係の発展を重視していると何度も強調している」として、こうした姿勢を歓迎する考えを示しました。
そのうえで、馬報道官は、今月1日までの温家宝首相の訪日では、両国が多くの分野で重要な共通認識を得ることができたとして、これを基礎に、戦略的互恵関係の発展のために日本とともに努力していきたいという考えを示しました。
また、国営の新華社通信や中国中央テレビは、4日朝から、鳩山内閣の総辞職や民主党の代表選挙、それに、衆参両院での総理大臣指名選挙の結果を速報で次々と伝えるなど、関心の高さをうかがわせています。
米主要メディア 好意的な反応
6月4日 菅直人氏が新しい総理大臣に選出されたことについて、アメリカ政府からはまだ公式の反応は出ていませんが、アメリカの主要メディアは、菅新総理大臣の選出をおおむね好意的に受け止めており、AP通信は「菅氏は厚生大臣時代に薬害エイズの問題で人気を得た」と紹介したうえで、「率直で決断力があり、最近の日本の総理大臣には珍しく、世襲政治家ではない」と論評しています。
豪、英、仏も好意的
6月4日 菅直人氏が新しい総理大臣に選出されたことについて、オーストラリアのラッド首相は、祝意を示したうえで「日本とオーストラリアは、長年にわたって強固な関係を築いてきた。
両国の関係のさらなる発展と、地域、そして地球規模での協力を深めていくため、今後も緊密に連携していきたい」とする声明を発表しました。
一方、ヨーロッパ各国からはまだ公式な反応は出ていませんが、イギリスのBBCテレビは、東京からのリポートの中で「去年の政権交代は、国民に政治への希望を抱かせたものの、沖縄の普天間基地の移設問題や、政治とカネの問題によってその信頼は失墜した」と解説しています。
そして、「菅氏が取り組むべきことは、国民にもう一度、希望を抱かせることだ」と述べ、新政権にとって、国民の信頼回復が最優先の課題だという見方を伝えました。
また、フランスのAFP通信社は、菅氏が1990年代に薬害エイズ問題で原因究明に取り組んだことをきっかけに国民の支持を得て以来、長年、民主党を代表する政治家として活動してきたと伝えています。
そのうえで、「頑固で怒りやすい性格だが、討論にたけており、信念を貫き通すためには、ほかの政治家や役人と闘う準備がある政治家だ」と論評しています。
財界 迅速な新首相選出を評価
6月4日 新しい総理大臣に菅直人氏が選ばれたことについて、日本経団連の米倉会長は
「課題山積の中で、速やかに新総理が選出されたことはよかった。
菅総理は、かねてよりデフレの脱却や税・財政の抜本改革などに熱意を示しており、大胆に取り組み、実現していただきたい。経団連としても最大限協力する」というコメントを発表しました。
また、日本商工会議所の岡村会頭は
「菅総理の誕生を歓迎する。まずは国民の理解と信頼を得られるよう、政権運営に努め、内外に山積する重要な政策課題に対処していただきたい。また、国民の不安をふっしょくするため、日本の将来像とその道筋を明示し、実現してほしい」としたうえで、「政治主導は大事だが、国民各界各層の意見にも十分に耳を傾けていただきたい」というコメントを発表しました。
一方、経済同友会の桜井代表幹事は「まず所信表明演説で国民の政治不信や国際社会からの不信感をふっしょくしていただきたい。
また中長期の重要な基本政策である『中期財政フレーム』や『新成長戦略』などは、当初の予定どおり、今月中には国民に明示することを求めたい」とコメントしています。